久しぶりの小田急撮りを、FD85-300mm F4.5で
「300mmの望遠で、開放値の明るい、しかも安いレンズはあるだろうか」
と都合の良い事を考えながらヤフオクを見ていると、
時々見かけるのがキヤノンの「FD85-300mm F4.5」でした。
古いキヤノンのレンズに外れはない、と経験的に知っていますので、
程度の良さそうなジャンク(いつもながらの一見矛盾した表現)を落札、
ちなみにカビありで2,800円。
しかし、11月初旬に落札したものの、
仕事が滅法忙しく、年末年始からようやくメンテを開始しました。
中玉のカビまでそこそこ綺麗になり、ようやく試写へ。
なにぶん、重量1.8kgのレンズを、
ファインダーの無いカメラで撮影するのは困難なので
(NEX-6を持っていた頃なら、そんな無理も利いたでしょうが)、
三脚が使える場所で試写を、と思い、
かなり久しぶりに小田急の向ヶ丘遊園、
およびよみうりランド前-百合ヶ丘間のカーブへ行きました。
まだ中野島に住んでいた頃、5000形が走っていた頃は、
足繁く通った勝手知ったるポジション。
向ヶ丘の方は、冬場は陰が落ちるので良くないんですが、
今回は試写が主目的なのであまり気にしない事にしました。
SONY NEX-C3
Canon FD85-300mm F4.5 S.S.C. (250mm)
1/800秒 F5.6 (ISO400)
小田急 向ヶ丘遊園-生田間
2017年1月15日
しかし、ここに来たのはいつ以来でしょう。
ブログにアップしている写真を振り返ると、
よく来ていたのは2007年、なんと10年も月日が流れてしまいました。
毎日毎日仕事の行き帰りで通る場所だけに、
あれ、そんなに?と驚きます。
あの頃はまだ走っていなかった16000形。
すっかり6000系を押しやって千代田線の顔になっています。
そういえば、今日は結局6000系を見る事は出来ませんでした。
半絞り絞ってF5.6にすると、驚く程の高解像度になるレンズ、
さすが、発売当時(1974年時点)で16万もした高級レンズだけはあります。
繰り返しますが、入手額は2,800円(笑)
先客があったのでベストポジションを取れなかった事もあり、
またすぐに陰になってしまったので、早々に百合ヶ丘駅に。
SONY NEX-C3
Canon FD85-300mm F4.5 S.S.C. (250mm)
1/500秒 F4.5 (ISO400)
小田急 よみうりランド前-百合ヶ丘間
2017年1月15日
ここに立つのも相当久しぶり。多分2010年以降は来てないような。
顔に光が当たり始める時間でしたが、
不思議と同業者は誰にも会いませんでした。
これは開放で撮ってますが、それでも解像度は充分。
ただ、パープルフリンジが少々目に付き、
またコントラスト比の高いところも滲みやすいよう。
そもそも、メンテでかなりバラしたので、所定の性能出てない可能性も。
「EXE」も、これからリニューアルが進んでいくと、
茶色(銅色?)の編成を見る事も出来なくなるかもしれません。
油断しないようにちゃんと撮っておかないと。
SONY NEX-C3
Canon FD85-300mm F4.5 S.S.C. (250mm)
1/1000秒 F5.6 (ISO800)
小田急 よみうりランド前-百合ヶ丘間
2017年1月15日
アイボリーの電車も、8000形を残すのみですが、
幸い、リニューアルを行っているので、まだしばらくは活躍を見られそうです。
ただ、4000形が活躍の場を広げている中、少し肩身狭い印象も受けます。
SONY NEX-C3
Canon FD85-300mm F4.5 S.S.C. (250mm)
1/1000秒 F4.5 (ISO200)
小田急 よみうりランド前-百合ヶ丘間
2017年1月15日
4000形と中身は同じE233系、
いつかは小田急の線路に乗り込んでくるだろう、と思ってましたが、
実際こうして走ってくると、未だに「場外乱闘」感を覚えます(笑)
FD85-300mm、素性の良いレンズですが、
開放だとピント精度がかなりシビアになる事や、
黒バック白文字だとかなり滲んだり、
そもそも重かったりと、なかなか扱いの難しいレンズです。
今日の試写如何では、ミラーレス機材のテコ入れも考えてましたが、
もうちょっと様子見てみようかな。
とりあえず、メンテナンスはうまくいっていたようで、一安心。
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