Canon V10x15 (15-150mm F2.8)で久々の中央線撮り@豊田のカーブ
そもそも、このキヤノンの古いCマウントのズームレンズ、
「Canon TV Zoom V10x15 15-150mm F2.8」を購入(落札)したのは、
今年2019年1月入ってすぐの事、だったようです。
随分あいまいな書き方をしているのは、
それから約7ヶ月間、メンテナンスせずに放置していたので、
なにゆえこのレンズを欲しいと思ったのか、
いまいち記憶がはっきりしないからです。
ただ、机の上に置いてあったので、
いつか手入れしないと、とは思っていたのですが。
ふとしたきっかけで「じゃあ、そろそろ」とメンテナンス開始。
ところが、どうにもピントが合わず困ってしまいました。
テレ端の方では合うのに、ワイドの方にすると合わない。
合わない、とかわいい書き方をしていますが、
ズームリングを2回転ほど回さないと合わないくらい、合わない。
こりゃどうしたものか、とFacebookに投稿したら、
「引きボケじゃないか?バックフォーカスを合わせないと」
との書き込み。
焦点はヘリコイドかズーム稼働部を調整するもの、
と思い込んでましたが、
ちゃんとバックフォーカス(レンズ最後部とセンサーとの距離)
を正しく合わさないと、ズームしたときに大きく焦点がずれる、
という初歩的な事を知らずにこれまでレンズをいじってきた事になります。
穴があったら入りたい気分ですね…。
Cマウントアダプターとレンズとの間に適切なスペーサーを挟み、
広角から望遠まで、ほぼ均等にピントが合うようになりましたので、
無事試写に出る事が出来ました。
訪れたのは、久しぶりの中央線「豊田のカーブ」。
手元の記録では、201系を追い回していた2010年以来、9年振りの事です。
なぜここに来る事にしたか?
所用で府中にいたのでそれなりに近かった事と、
「代車」209系1000番代を撮れたらな、と思った事。
しかし、スマホで運用を調べると、この日は209系の運用は無し。
まぁでもせっかく訪れたので、所期の目的通り試写は敢行する事にしました。
焦点距離は、おおよそ100mmくらい。
「くらい」と書いたのは、ズームリングの指標が
「15mm」「25mm」「50mm」そして「150mm」と、
一気に100mmもすっ飛ばしてしまうからです。
50と150の間くらいだったので、まぁ多分100mmくらいだろう、と。
Panasonic Lumix DMC-GX7
Canon TV Zoom V10x15 15-150mm F2.8 (100mmくらい=35mm判換算約280mmくらい)
1/1000秒 F2.8 (ISO125)
中央線 豊田-八王子間
2019年9月7日
撮影したカメラは、ここ最近使用頻度の高い松下のGX7。
「あれ?換算が2.8倍計算っておかしくないか?」
とツッコミが入りそうですが、
このレンズはそもそも1インチのイメージサークルで作られているようで
(海外のサイトで見つけた昔のカタログに「1'' vidicon camera」、
すなわり「1型撮像管カメラ」用と書いてあったので)、
写真撮影に際しても、最初から撮影解像度を「exM」
(Mサイズで、1600万画素の真ん中800万画素をクロップして撮影、倍率約1,4倍)
に設定して撮影したからです。
これだとマイクロフォーサーズのセンサー真ん中の「おおよそ1インチ」
の領域で撮影できるので、四隅ケラれる事無く撮影できます。
開放だと、さすがにピントが甘くなりますが、
決して「ボヤボヤ」な画にはなっていません。
花などを寄りで撮影する分には、よい雰囲気を醸し出してくれそうな予感です。
一絞り絞って「F4.0」だと、
Panasonic Lumix DMC-GX7
Canon TV Zoom V10x15 15-150mm F2.8 (100mmくらい=35mm判換算約280mmくらい)
1/400秒 F4.0 (ISO800)
中央線 豊田-八王子間
2019年9月7日
※あ、そういえば「E353系」撮るの初めてだ(笑)
更に一絞り絞って「F5.6」だと、
Panasonic Lumix DMC-GX7
Canon TV Zoom V10x15 15-150mm F2.8 (100mmくらい=35mm判換算約280mmくらい)
1/800秒 F5.6 (ISO200)
中央線 豊田-八王子間
2019年9月7日
抜群の解像度になりました…なんですが、
画面右の方、上から下まで像が流れています。
どうも、芯がずれてピントが来ていないようです。
何度もバラして組んで、を繰り返したのが悪かったのかもしれません。
また近いうちに、再度バラして調整してみたいと思います。
写真は主に下り列車で撮影しましたが、
折角なので、後ろからやってくる上り列車の際は、
録画ボタンを押して動画を撮影しました。
通常、Cマウントなどイメージサークル小さいレンズの場合、
松下のカメラでは「EXテレコン」機能を使い、
センサー真ん中の200万画素(フルHD=1920*1080)だけで撮影する事で
周辺までケラれる事無く動画撮ることが出来ますが、
今回はあえてノーマルで撮影。
なので、四隅が少々ケラれておりますが、
この程度なら、使い方次第では許容範囲じゃないかなー、と思いました。
既に持っている、純正ズーム「14-140mm」とほぼ同じズーム域のカメラですが、
イメージサークルの都合、撮影モードを下げて1インチ相当にするので、
都合、35mm換算「42-420mm」くらいのズームとして撮影が出来ます。
GX7とセットにするにはちょっと大きいレンズですが、
写真も動画もバッチリ撮れる見込みがたったので、
しっかり再整備して運用に差し込みたいと思います。
ところで、この撮影ポイント、
以前は律儀に中央線に乗って豊田駅まで行き、
30分近く歩いて辿り着いた場所ですが、
よーく地図を見ると、南側の浅川を挟んですぐ、
京王線の長沼駅があるではありませんか。
Googleさんによると、徒歩20分かからないよう。
「なんだ、こっちからの方が近いじゃないかー。
それに、家から電車で一本だし」と、
9年越しに損した気分(笑)を味わいました。
しかも、浅川の橋から中央線をサイド狙いできる事も発覚。
あぁ、ここで201系を撮影したかったなぁ…。
Panasonic Lumix DMC-GX7
Canon TV Zoom V10x15 15-150mm F2.8 (80mmくらい=35mm判換算約230mmくらい)
1/500秒 F5.6 (ISO125)
中央線 豊田-八王子間
2019年9月7日
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