« 2019年11月 | トップページ | 2020年1月 »

2019年12月

2019年12月18日 (水)

奈良線で、205系と221系も

奈良線で久しぶりに103系を撮影できて感無量だったわけですが、
同線の主役である205系と221系も、もちろん撮影しました。
今回は、そんな名脇役たちの写真をアップします。

Dsf2131
FUJIFILM X-T10
SIGMA ZOOM 28-105mm F2.8-4.0 (50mm)
1/250秒 F5.6 (ISO1600)
JR奈良線 宇治-黄檗間
2019年12月2日
(フィルムシミュレーション「PRO Neg.Hi」)

「みやこ路快速」運用に就く221系6連。
東海道山陽本線の「新快速」運用からは早々に離脱したものの、
健脚はまだまだ健在のようで嬉しい限りです。
JR化後に鋼鉄製で作られた電車は珍しく、
今でも好きな電車の一つです。
随分久しぶりに撮影した気がします。

Dsf2116
FUJIFILM X-T10
SIGMA ZOOM 28-105mm F2.8-4.0 (50mm)
1/320秒 F5.6 (ISO1600)
JR奈良線 宇治-黄檗間
2019年12月2日
(フィルムシミュレーション「クラシッククローム」)

東海道線各停の主役だった青帯205系、
塗り替えられる事も無く、そのままの姿で奈良線を走っておりました。
かろうじてまだ東京方面でも見掛ける205系ですが、
昔ながらの姿を維持しているだけでも懐かしさを覚えます。
(でも、折角なら奈良線カラー=黄緑色の帯を巻いてくれれば、
山手線の再来みたいでワクワクするんですが!)

Dsf2235
FUJIFILM X-T10
RMC Tokina 17mm F3.5 (SL17)
1/250秒 F5.6 (ISO1600)
JR奈良線 宇治-黄檗間
2019年12月2日
(フィルムシミュレーション「Velvia」)

分かりにくいですが、阪和線用だった205系1000番代です。
20年以上前に阪和線で見掛けて以来ですが、
見た目そのまま、奈良線で余生を過ごしているようです。

古都、京都と奈良を結ぶ重要な路線、
の割には随分ローカル色の強いところだなぁ、
と感じた奈良線ですが、
鋭意複線化工事が進捗しているので、
そう遠からず都会的な路線になる事でしょう。
その前に103系は早々に引退するでしょうし、
205系や221系も果たしてどうだろうなぁ、と感じます。
まだかろうじて「ローカル線」の匂いを残した時に、
撮影に来られたのは幸運でした。

にしても富士のX-T10、非常に手に馴染むカメラです。
色味も、「Provia」「Velvia」「もう1色」の3色でブラケット撮影すれば、
1枚くらいは目当ての色や濃さにヒットしてくれます。
ちょっとした事故で既にキズモノになってしまいましたが、
今後メインのカメラとして大活躍してくれそうなです。

| | コメント (2)

2019年12月 5日 (木)

奈良線で、おそらく最後の103系撮り

「関東最後の103系」を追って常磐線に通い詰めたのは、
遡る事14年前、2005年の事でした。
当初はニコンのコンデジ「Coolpix880」で撮ってましたが、
同年2月に初めてのデジイチとしてペンタックスの*ist Dsを購入し、
足繁く沿線に出かけたのも懐かしい思い出です。

※最後に常磐線103系を撮影した日のワンカット。

Imgp0575
PENTAX *ist Ds
Super-Multi-Coated Takumar 300mm F4.0
1/800秒 F4.0 (ISO400)
JR常磐線 北松戸-馬橋間
2005年6月18日

関東では早々に姿を消した103系、
関西では延命工事の上で引き続き活躍中、とは聞いてましたが、
それも少しずつ数を減らし、そろそろ終焉の時が近づいてきたようです。

先日、仕事で浜松→福井と出張に行く機会があり、
この機を逃すまい、と京都に立ち寄り、奈良線に足を伸ばしました。
久しぶりの、そして「本当に最後の」103系撮影になるだろう、という想いを胸に。

事前にどこで撮影するか、とリサーチをしましたが、
あまりリスクの高い場所に行くよりは鉄板なところが良かろう、
という事で宇治川の鉄橋に。

ところが、奈良線は複線化工事の真っ最中で、
鉄橋付近も大型重機が運び込まれておりました。
のどかな単線のガーター橋を走る姿を自在なアングルで撮れる、
と思ってましたが、むしろ、いかに工事しているところをクリアするか、
工夫を求められる撮影となりました。

まずは、東側の堤防上(京阪宇治駅の目の前)から撮影。
この日は曇り&雨だったので、午後ですが逆光に悩まずに済んだのが不幸中の幸い。

Dsf2124
FUJIFILM X-T10
SIGMA ZOOM 28-105mm F2.8-4.0 (50mm)
1/320秒 F5.6 (ISO1600)
JR奈良線 宇治-黄檗間
2019年12月2日
(フィルムシミュレーション「Velvia」)

「ぎやぁ~~~」というMT55の音(正確には主抵抗器の冷却ファンですけど)
と共に、本当に103系が走って来ました。
毎日ヤカン電車(笑)に乗ってる東京人には、
この光景を見るだけでも感涙物です。

Dsf2138
FUJIFILM X-T10
SIGMA ZOOM 28-105mm F2.8-4.0 (50mm)
1/250秒 F5.6 (ISO1600)
JR奈良線 宇治-黄檗間
2019年12月2日
(フィルムシミュレーション「Provia」)

ほぼ同じ構図で、城陽駅を折り返したところを改めて。
先ほどは曇りでしたが、強めの雨となり、
傘を差しながらの撮影となりました。
それもまた、しっとりしてよい雰囲気。
実は、ちょっとレリーズのタイミングが早くて、
トリミングしないといけなかったのは情けない話し。

「ポートレート」は押さえたので、
今度は対岸(西側)の河川敷に降り立ちました。
こちらからだと重機が大きく写ってしまいますが、
やはり、広角で宇治川の水面をしっかり写したいところ。

Dsf2222
FUJIFILM X-T10
SIGMA ZOOM 28-105mm F2.8-4.0 (28mm)
1/320秒 F4.0 (ISO1600)
JR奈良線 宇治-黄檗間
2019年12月2日
(フィルムシミュレーション「Provia」)

京都駅を折り返して戻って来たのは既に16時過ぎ、
陽も傾き始め、だいぶ暗くなってきております。

琵琶湖から流れ下る宇治川の流れは意外と速く、
とても水鏡を楽しめるような場所ではありませんが、
単線のガーター橋を渡る4両編成の103系、
それだけで充分画になります。

後30分もすれば、再び城陽駅を引き返して戻ってくるところを撮影できます。
これがラストショットになるかな、と身構えていると、
西の空の雲が途切れて西日が差し始めました。
しめた!夕陽を浴びる103系を奇跡的に捉えられるか…、
と思ったらそうは問屋が卸さず(苦笑)、
でも、夕方の寂しい光を背に受けた103系を撮る事ができました。

Dsf2261
FUJIFILM X-T10
RMC Tokina 17mm F3.5 (SL17)
1/320秒 F5.6 (ISO3200)
JR奈良線 宇治-黄檗間
2019年12月2日
(フィルムシミュレーション「Provia」)

撮影を終了し、京都駅方面に戻りましたが、
せっかくならホームで駅撮りも、と思って東福寺駅で途中下車。
ホーム端からの近影にて撮り収め。

Dsf2272
FUJIFILM X-T10
RMC Tokina 17mm F3.5 (SL17)
1/26秒 F5.6 (ISO3200)
JR奈良線 東福寺駅
2019年12月2日
(フィルムシミュレーション「PRO Neg.Hi」)

限られた時間の中ではありましたが、
思い残すこと無く(多分)最後の103系撮りを終えました。

| | コメント (2)

« 2019年11月 | トップページ | 2020年1月 »