レンズ試写を兼ねて千歳烏山と柴崎で京王線を撮る
ハードオフで見つけた「MC Zoom Rokkor 100-200mm F5.6」の試写で、
京王線の千歳烏山駅方面に行ってきました。
同じミノルタの「AF 100-200mm F4.5」は名玉だ、
と兄からよく聞かされていますが、
Rokkorの方も、SR→MC→MD→New MDと、
同じ光学系を維持したまま作り続けられたレンズなので、
きっと名玉に違いない、とかねがね気になっていた玉です。
全面ビッシリとカビが生え、絞りも粘りありで550円。
誰も見向きもしないだろう、という状態でしたが、
クモリは無さそうだったので何とかなるはず、
と見込んで買って整備したわけです。
さすがにコーティングに痛みは残ったものの、
概ね本来の写りを取り戻したであろうと期待できる程には清掃できました。
「ピクミン ブルーム」の散歩を兼ねて(笑)千歳烏山まで徒歩で移動。
この辺りも高架工事が進んでいるので、
いずれ撮れなくなる場所ですので撮っておかねば、
と思っていた場所です。
Fujifilm X-S10
Minolta MC Zoom Rokkor 100-200mm F5.6 (200mm)
1/500秒 F5.6 (ISO800)
京王電鉄 芦花公園-千歳烏山間
2022年2月23日
(フィルムシミュレーション「Velvia」/グレインエフェクト「弱・荒」)
現地についた途端に曇ってしまいました。
晴れた状況で撮った時はコントラストの低下もなさそうかな、
と思いましたが、コントラストの高いX-S10の「Velvia」モードでも、
ちょっと淡い写りになってしまいました。
しかし、ピントは開放からビシッと決まります。
きっとMD世代だとコーティングも改良されているだろうな、
と思いつつ、じゃあまた同じレンズ買うのか?と自問自答も。
とはいえこの場所、200mmでは足りなさそうなので、
一緒に持ってきてたFD300mmに換装して撮影継続。
事前にネットで下調べした感じだと、
もっと直線をすっきり撮れる場所かな、と思いましたが、
柵や架線をクリアできるような場所がありません。
脚立やステップに登って高さを稼ぐか、
あるいは柵より線路側に身を乗り出さないと、
あんなにすっきり撮れないと思うんだけどなぁ…、
と不思議に思いつつ、何とか背伸びしてこんな具合に。
Fujifilm X-S10
Canon FD300mm F5.6 S.S.C.
1/500秒 F5.6 (ISO800)
京王電鉄 芦花公園-千歳烏山間
2022年2月23日
(フィルムシミュレーション「Velvia」/グレインエフェクト「弱・荒」)
暗い代わりに軽量な長焦点
(短くはないので小型とは言いづらい)、
数年前に買ってからほとんど使ってませんでしたが、
Rokkorから換装したばかりだと、
シャープさとコントラストの高さに目を見張ります。
さすがキヤノンのS.S.C.コーティング!、と唸ります。
試写なので早々に切り上げて帰宅を、
と思い柴崎駅まで移動しましたが、
ふと見るとホーム端から国領方面、
いい感じで撮れそうな雰囲気です。
ちょうど曇ってて逆光にならない条件だったので、
ついでにこちらもテストを。
結果は予想通りで、さっきの千歳烏山よりいい具合に撮れました。
Fujifilm X-S10
Canon FD300mm F5.6 S.S.C.
1/500秒 F5.6 (ISO1600)
京王電鉄 柴崎駅
2022年2月23日
(フィルムシミュレーション「Provia」/グレインエフェクト「弱・荒」)
300mmも悪くないですが、ちょっと単調なので、
折角なら500mmなど超望遠を使えば、
国領の地下から昇ってくるところを狙えそうなので、
また試してみたいと思います。
ただ、割と狭めのホーム端で撮っていたので
(警笛は一度も鳴らされなかったものの、)
駅員さんがやってきて「気をつけて撮って下さいね」
と話しかけられました。
もちろん黄色い線から(ましてホームから)はみ出さず、
後ろから列車が走ってくる時は必ず退避するなど、
気をつけて撮影していましたが、
きっと非常識な輩がここでトラブルの一つでも起こしたんじゃないかなぁ、
と複雑な気分で撮影を終了。
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