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2022年6月

2022年6月16日 (木)

小島新田から羽田への散歩(Yashicaflexを手に)

220522_03

羽田と川崎を結ぶ「スカイブリッジ」が開通したという事で、
という事は京急大師線の終点・小島新田駅から羽田まで「散歩」できると思い、
久しぶりに二眼レフを手にぶらりとしてきました。

目的の一つは神奈川臨海鉄道の線路に沿って歩く事と、
運が良ければ貨物も撮れるかも?という事でしたが、
残念ながらやはり休日は運用がなかったようで、
線路だけ撮ってきました。
いつも、いすみ鉄道撮影でアクアラインを渡るとき、
この線路沿いの道を走るので、
一度撮ってみたいと思っていたのでした
(実は一度だけ貨物とすれ違った事があり)

220522_06
運河の橋から羽田方面を見ていますが、
足下では運河の「中」に立って釣りをしている太公望が!
この辺りはこんなに水深が浅いんですね、と驚いておりましたが、
その後、目的のスカイブリッジを歩いてみると…

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なんと、多摩川の「中」に立って釣りをしている人も!
橋が出来たおかげで新しく生まれたこんな風景を、
古の二眼レフで撮る、というのもなかなかおつなものです。

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橋を渡って羽田側に来たら、
飛行機かモノレールを撮ろうか、と思ってましたが、
川沿いでくつろぐ猫ちゃんを撮って終撮です。

※写真は全て、
Yashica Yashicaflex (新B型)
Fotokemika efke R25
2022年5月22日
※デュープ機材
Fujifilm X-S10
Canon New FD50mm F3.5 Macro

前回紹介したLomographyのフィルムデュープキット
「DigitaLIZA+」の本格デビューとなりました。
X-S10の高画素デュープと相まって緻密な画像を得る事ができました。
モノクロネガなので光源に青いフィルムは被せずにデュープしております。
また、今回はあえてグレースケールにはせず、
RGBのままで画像を作ってみたので、
やや青みがかった色合いになっているかと思います。

Yashicaflexは、最初に買ったのは「C型」でしたが、
後にこの「新B型」と、更に「A2型」も持ち合わせております
(後者2台はヤフオクでセットで安く売られていたもの)。

緻密でコントラストの低い画が好みだったefkeのフィルム、
製造中止の報を受けて何本か買ったものがまだ残っております。
もう消費期限もだいぶ過ぎてしまいましたが、
アートラボさんに現像を依頼したら
「期限切れなので1段増感で現像しておきました」
のメモが入って戻ってきました。
プロの仕事を垣間見ました。

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2022年6月12日 (日)

Lomography DigitaLIZA+を導入、デジタルデュープの決定版となるか?

このブログを立ち上げたのは2007年の誕生日でした
(あ、って事は先日開設15年だったんだ…、すっかり忘れてた)。
開設した理由の一つは、その少し前に購入した、
エプソンの複合機「PM-A950」でフィルムスキャンが出来るようになり、
懐かしい写真を色々デジタル化できるようになったから、でした。
開設した日の2本目のエントリーに、
早速昔懐かしい写真をアップしています
(写真データは、その後デュープしたものに差し替えてます)

その後、同じエプソンのフィルムスキャナ「F-3200」を導入、
35mmフィルムだけでなく、ブローニー(120)のスキャンも可能になりました。
また、本来はニコンの初期のデジカメ「Coolpix 880」用に販売されていた、
ケンコーの「スライドデジコピア」を安く購入出来たので、
色々工夫してデジタル一眼レフに装着してのデュープも行うようになりました

しかし、そもそもカラーネガを主に使っていた事もあり、
デュープで画を作るのはなかなか大変で、
またフィルム撮影のメインがブローニーに移ってからは、
「F-3200」でのスキャンが再びメインに戻り、こんにちに至りました。

そのF-3200もだいぶくたびれてきて、
何度バラして清掃してもスキャン結果に線が入るようになったり、
Windows11にしてからドライバーを認識しない事が増えたりと、
そろそろリプレイスを考えないといけない時期だな、
と思い始めておりました。

そんな時に、Lomographyから簡易なデュープキット、
DigitaLIZA+」の発売が予告されましたので、
早速予約し取り寄せてみました。
こちら、35mm判だけでなく、ブローニー判(120)、
更にベスト判(127)にも対応するというデュープキットです。

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以前のデュープ環境は、A4サイズのライトビューワを床に置き、
カラーネガの場合はその上に青いセロファンを敷いた上で、
デジコピアに装填したネガをデジカメでデュープ、
というなかなか大変な作業を強いられておりましたが、
このDigitaLIZA+はフィルムサイズより少し大きい程度で、
机の上に設置してもたいしたものではありません。
なお、電源は電池ではなく、microUSBでの給電しております。

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カラーのネガはオレンジベースのため、
光源を青くしてなるべく相殺するのが我流のデュープなので、
早速分解した上で青いセロファンを挟んでみました。
で、それで分かった事ですが、
光源はてっきり「白い板の裏からLEDで照らしている」のかと思ったら、
白い板自体が光源で発光している、という事でした。
均一な光がフィルムを照らしている事になるので、
デュープの光源としてはポイントが高いです。

20220609_002039

正確に真上から撮るには複写スタンドが必要かな、と思いましたが、
マンフロットのマクロ用雲台(ギア付きジュニア雲台410)にX-S10を取り付け、
その上に水準器を置いて位置を合わせると、
特に問題無く平行を取る事ができました。
なお、実際にデュープを撮る際は、
部屋の灯りを消して「暗室」状態で撮影しております。
じゃないと、フィルム面に室内灯の灯り等が映り込む問題がありそうでしたので。

20220608_223523

最大サイズは6x7判となっておりますので、
RB67で撮影したフィルムは問題無くデュープが可能です。
試しは、初めていすみ鉄道に行った際にRB67で撮ったネガを使いました。

171230_01_dupe
※デュープ機材
Fujifilm X-S10
Canon New FD50mm F3.5 Macro

↑こちらが「DigitaLIZA+」に青いセロファンを挟んだものを、
X-S10+NewFD50mm F3.5マクロでデュープし、
Photoshopで階調反転やレベル補正などの処置をして作った画像。

一方、↓こちらは、既に以前のエントリでもアップしていた
F-3200でスキャンして作った画像です。

171230_01

もちろん、全く同じ結果にはなりませんが、
かなりいい線まで画を作る事ができる手応えがありました。

本体のプラスチックがややテカテカしているので、
パーマセルを貼るか何かして対策をした方がいいかも、
など多少気になるところもありますが、
充分満足のいく品質のデュープを手軽に撮れそうです。
本格的な画作りはもちろんですが、
手軽にサムネイルを撮るならスマホでサクッと、
という使い方もできますので、
これでとうとうF-3200はお役御免と相成るかもしれません。

次回は、先日川崎方面にお散歩に行き、
「Yashicaflex」で撮影した画像を、
実際にDigitaLIZA+でデジタル化した画像をご紹介したいと思います。

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2022年6月 6日 (月)

しな鉄とトキ鉄撮り(10) ~「海の見える丘」から俯瞰で終撮&YouTube

長々と紹介してきたしなの鉄道・えちごトキめき鉄道撮影記、
約一ヶ月を要してしまいましたが、本日千秋楽です。

谷浜駅でちょっと微妙な走行写真を撮ってから、
少し西にある「たにはま公園」の「海の見る丘」に行きました。
こちらからの大俯瞰で終撮といたします。

この場所、すぐ西向きの眼下で広角の俯瞰を狙ってから、
更に遠く東の谷浜駅の辺り(さっき撮影していた辺り)
を望遠で俯瞰撮りする事もできます。
海沿い、って写真を撮るには丁度よいところです。

たくさんの家族連れが楽しんでいる中、
電車の写真と動画を撮っているオッサンが一人…、
いや、他にも数名いらっしゃいましたが、
とにもかくにも場違い感に申し訳ない気持ちを抱きつつ、
糸魚川方面からやってくる455系/413系を待ちます。

いい具合に陽が西に傾いてきた頃、いよいよ本日結びの一番。

Dsf2919
Fujifilm X-S10
New FD28-85mm F4 (28mm)
1/640秒 F8.0 (ISO400)
えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン 谷浜-有間川駅間
2022年5月4日
(フィルムシミュレーション「Velvia」/グレインエフェクト「弱・荒」)

撮った瞬間に「しまった、顔が被った」と悔しい凡ミス。
連写せずに「一撃必中」を旨としておりますが、
かといって「私、失敗しないので」とはいかないのが悲しい限りで。

と、落ち込んでもいられないので、
すぐにレンズを望遠に切り替え、
直江津方面に向けて走り去る所を狙います。

Dsf2924
Fujifilm X-S10
New FD100-300mm F5.6L (300mm)
1/640秒 F8.0 (ISO400)
えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン 谷浜-有間川駅間
2022年5月4日
(フィルムシミュレーション「PROVIA」/グレインエフェクト「弱・荒」)

実は、画面上の山を入れるか入れないか、
ギリギリまで悩んだ挙げ句、
「じゃあ後から山を足そう」と、
毎度のことながらズルの一手を使いました。
455系を撮る数秒前に、山だけ撮った1枚と合成して、こんな具合に。

Dsf2921_2924_2930
Fujifilm X-S10
New FD100-300mm F5.6L (300mm)
1/640秒 F8.0 (ISO400)
えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン 谷浜-有間川駅間
2022年5月4日
(フィルムシミュレーション「PROVIA」/グレインエフェクト「弱・荒」)

スクエアで山から海まで入れて見ました。
ちょっと欲張り写真?
でも、現地で目にした広大な光景は、まさにこんな感じでした。
きっとこれが正解だった、と心に信じて。

という事で、長野・新潟の撮影行、
長々とご紹介いたしました。
最後の締めは、トキ鉄で写真を撮る時、
傍らで撮影していたNikon 1 J5で撮った動画です。
風が強くてフカレまくっているのが無念です。
今度から、ちゃんと風防をつけたマイクを持っていこう。

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2022年6月 5日 (日)

しな鉄とトキ鉄撮り(9) ~谷浜駅の望遠撮りで悩む

GW中に行ってきたしなの鉄道115系&トキ鉄455系/413系撮影記、
残すところあと2回となりました。
長々ダラダラと続けておりまして恐縮です。

青海付近で後追いを撮影した後は、
海沿いの道を直江津方面へ…向かっていたのですが、
途中すごい渋滞があり、少し高速に乗って北東方向に向かいます。

お目当ては谷浜駅付近。
トキ鉄ひすいラインの直江津-糸魚川間は、
旧国鉄時代に複線化工事にあわせてかなりの部分がトンネル化され、
地上で撮影できる箇所じたいがあまりありません。
この区間は、割と長い区間地上を走るので、
撮影ポイントとして重宝されている様子です。

山に少し登ってやや俯瞰気味に、という箇所もありましたが、
事前にいろいろ調べていく中で、
駅を出てカーブしてくるところを望遠で撮ると良さそう、
と思い、アウトカーブで狙う事にしました。

まずは上りのキハを軽く試写するとこんな感じ。

Dsf2837
Fujifilm X-S10
New FD100-300mm F5.6L (300mm)
1/800秒 F8.0 (ISO400)
えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン 谷浜駅
2022年5月4日
(フィルムシミュレーション「PROVIA」/グレインエフェクト「弱・荒」)

線路が交錯する様子やホームの様子など、
色々気になる所が多かった事もあり、
今回もやや引き目に撮っておいて、
後からトリミングして画を作る作戦に出ました。

上の写真と同じ画角で455系を何カットか撮影しましたが…

Dsf28461
Fujifilm X-S10
New FD100-300mm F5.6L (300mm) ※トリミング
1/1000秒 F8.0 (ISO400)
えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン 谷浜駅
2022年5月4日
(フィルムシミュレーション「PROVIA」/グレインエフェクト「弱・荒」)

Dsf28462
Fujifilm X-S10
New FD100-300mm F5.6L (300mm) ※大きくトリミング
1/1000秒 F8.0 (ISO400)
えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン 谷浜駅
2022年5月4日
(フィルムシミュレーション「PROVIA」/グレインエフェクト「弱・荒」)

同じ写真から2枚切り出してみましたが、
そもそも3両編成という事もあり、
いまいちはまっていない写真になってしまいました。
そもそも、他に撮った何カットかは顔に影が落ちてしまい、
選別時点で振り落とすしかなかった、という事もありますが。
はなから100-500mmを動員してもっと望遠で撮っておくべきだったかな、
と少々後悔。

しかし、振り向きざまについでに撮った方は…

Dsf2863
Fujifilm X-S10
New FD100-300mm F5.6L (300mm)
1/640秒 F8.0 (ISO400)
えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン 谷浜駅
2022年5月4日
(フィルムシミュレーション「PRO Neg. Hi」/グレインエフェクト「弱・荒」)

半逆光で雰囲気のある写真になりました。
こっちの方がお気に入り(笑)

さて、455系/413系の撮影も、
糸魚川方面からの折り返しを撮影したら千秋楽です。
ここから少し車を走らせたところの丘の上から望遠で狙います。

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