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2022年8月21日 (日)

KamLanの魚眼、8mm F3.0 Fisheyeで上野駅撮り

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そもそも、7月に浜松町で開催された「フォトアクセサリーフェア2022」に足を運んだのは、
フィルムのオンラインショップ「かわうそ商店」さんがブースを出していたので、
久しぶりに店主のかわうそさんにお会いしたかった事と、
フィルムを何本か調達する事にありました。
生産中止となったFujicolor100の24枚撮りをハーフ用に購入できるなど、
とても有意義な訪問となりましたが、
そのかわうそ商店さんのすぐ目の前でブースを展開していたサイトロンジャパン社のブースに、
「KamLan」のレンズが何本かアウトレット品として展示されているのが目に付きました。
その中に、APS-C用の魚眼レンズ「8mm F3.0 Fisheye」の富士Xマウント用のものもあり、
市価25,000円ほどするレンズが何と1万円ぽっきり!
魚眼レンズは、以前にMFT用のノーブランドのものを
Amazonで数千円で買ったものがありますが、
正直作りも写りもイマイチな代物でしたので、
いつかはちゃんとした魚眼レンズを買っておかねば、
と思っておりましたので、渡りに船と迷わず購入しました。

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しばらくして金沢へ出張に行く機会があり、
出張先でも使うつもりで持参。
途中、「かがやき」待ちの間に上野駅構内で試し撮りをしてきました。

「KamLan」のレンズは、以前に21mm F1.8を買おうかどうしようか、
と悩んだ事がありましたが、
その後TTArtisanから「17mm F1.4」が発売され、こちらを購入したので、
今回が初めての導入となります。

手にした第一印象は、とにかく「作りが良さそう」な事、
そしてキャップまでちゃんとオリジナルで作っている事。
「そんな事?」と思うかもしれませんが、
中国系のレンズだと、キャップは無記名の汎用品という事も珍しくない中、
このレンズは「KamLan」銘がしっかり入った、
材質の良さそうなプラスチックのリアキャップが装着されていました。
フロントキャップは大きな前玉をすっぽり隠せるような、
やや半透明で中が透けて見えるもので、
おかげでフタをする時に固定フードとキャップ裏の溝がぶつからないよう、
目視で確認しながら装着できる優れものです。

ヘリコイドや絞りリングの作り、動きの良さも見事で、
「安い割りにはなかなか良い」と思っていたTTArtisanとは格が違うな、
とすぐに分かるものでした。

肝心の写りは下の通り実に見事なもので
(ほぼ全て、確かF5.6に絞って撮影したはず)、
ブログ用に縮小する前の状態でも、
隅々までシャープに気持ち良く解像してくれていました。
やっと「ちゃんとした魚眼」がどんなものか、
理解のできるレンズに辿り着く事ができました。

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(写真はいずれも)
Fujifilm X-S10
KamLan 8mm F3.0
JR上野駅
2022年7月15、22日
(フィルムシミュレーション「クラシックネガ」「PRO Neg. Hi」/グレインエフェクト「弱・荒」)

X-S10のフィルムシミュレーションの設定を、
途中から「クラシックネガ」に変えて撮影。
著しく雰囲気の変わる設定でもあり、
日頃電車を撮るような場合は不向きだと思ってましたが、
こうして何気ないスナップのような写真だと、
レトロな雰囲気がよくマッチしているように思います。
まだまだX-S10のポテンシャルを生かし切れてないな、と感じた次第。

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