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2023年1月

2023年1月21日 (土)

雪のしなの鉄道と長野電鉄(4) 雪の湯田中で元営団3000系(後編)

昨日1/19で、長野電鉄3500系(旧・営団3000系)の運用が終了したとの事です。
今回、丁度いいタイミングで長野まで撮影に行くことが出来、
最後の活躍を納める事ができたのはとても幸運な事でした。

年末の長野電鉄撮影紀行も今回が最終回。
夜間瀬川橋梁のたもとでの撮影です。

3500系を撮る前に、「スノーモンキー」の2100系(旧・JR253系)と、

Dsf4050
Fujifilm X-S10
Canon EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS (50mm)
(Fringer FR-FX20 [EF-FX II]使用)
1/1250秒 F5.6 (ISO400)
長野電鉄 信濃竹原-夜間瀬駅 間
2022年12月30日
(フィルムシミュレーション「PROVIA」/グレインエフェクト「弱・小」)

「ゆけむり」の1000系(旧・小田急10000形「HiSE」)を。

Dsf4074
Fujifilm X-S10
Canon EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS (85mm)
(Fringer FR-FX20 [EF-FX II]使用)
1/1000秒 F5.6 (ISO400)
長野電鉄 信濃竹原-夜間瀬駅 間
2022年12月30日
(フィルムシミュレーション「PROVIA」/グレインエフェクト「弱・小」)

そして、いよいよ3500系のラストショット。

Dsf4083
Fujifilm X-S10
Canon EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS (24mm)
(Fringer FR-FX20 [EF-FX II]使用)
1/1250秒 F5.6 (ISO400)
長野電鉄 信濃竹原-夜間瀬駅 間
2022年12月30日
(フィルムシミュレーション「PROVIA」/グレインエフェクト「弱・小」)

Dsf4091
Fujifilm X-S10
Canon EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS (85mm)
(Fringer FR-FX20 [EF-FX II]使用)
1/1250秒 F5.6 (ISO400)
長野電鉄 信濃竹原-夜間瀬駅 間
2022年12月30日
(フィルムシミュレーション「PRO Neg. Hi」/グレインエフェクト「弱・小」)

この後、湯田中から折り返し、一気に長野まで向かう3500系に乗車。
最後は「乗り鉄」で長野電鉄の撮影を終えました。

221230_22
Olympus PEN EES-2
Kodak Gold400
2022年12月30日
※デュープ機材
Fujifilm X-T10
Canon New FD50mm F3.5 Macro

この後は、長野駅から新幹線としなの鉄道を乗り継ぎ、
昨日に続き湘南色115系を撮るべく、
久しぶりに平原駅方面へと移動します。
雪の長野電鉄、楽しい撮影でした。
湯田中のお湯もなかなかでした(笑)

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2023年1月16日 (月)

雪のしなの鉄道と長野電鉄(3) 雪の湯田中で元営団3000系(中編)

湯田中駅から夜間瀬川橋梁方面に歩きつつ、
撮影ポイントを開拓しようという作戦でしたが、
人が出入りしない細い道は除雪をしていないため、
ただの防水シューズで突撃するのはさすがに無理。
という事で、自然と「車が通るような道」を歩いて、
踏切付近から撮らざるを得ない事を悟り、
地図をみて、夜間瀬駅から少し南のカーブへと向かいます。

幸い、山に掛かった雲が晴れ始めた事もあり、
背後に山並みをたたえる写真を撮ることが出来るようになりました。
りんごの木の合間を走るところを写真と動画で狙います。

まずは、湯田中から折り返してきた「ゆけむり」の1000系(元・小田急10000形「HiSE」)
を後追いで。縦に構えて圧縮効果を狙います。

Dsf3998
Fujifilm X-S10
Canon EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS (85mm)
(Fringer FR-FX20 [EF-FX II]使用)
1/640秒 F5.6 (ISO400)
長野電鉄 夜間瀬-上条駅 間
2022年12月30日
(フィルムシミュレーション「PROVIA」/グレインエフェクト「弱・小」)

次いで、信州中野から折り返してきた3500系(元・営団3000系)は、
ズームを引いてりんごの木を手前に大きく配して。

Dsf4008
Fujifilm X-S10
Canon EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS (24mm)
(Fringer FR-FX20 [EF-FX II]使用)
1/800秒 F5.6 (ISO400)
長野電鉄 夜間瀬-上条駅 間
2022年12月30日
(フィルムシミュレーション「PROVIA」/グレインエフェクト「弱・小」)

雪道をヒーヒー歩きながらの撮影で既にヘトヘトでしたが、
素敵な雪景色での撮影に気持ちもアガってきます。
ここから更に徒歩で夜間瀬川橋梁へ。今回の撮影のハイライトです。

橋の上に到着する頃には山に掛かる雲もほぼクリアになり、
背後の太陽もダイレクトな光線を落とすようになってきました。
これはこれで、露出をあわせるのが大変ではありますが。

いい景色を広々とるか、それとも被写体に寄るか、
以前ならウーンウーンと悩むところでしたが、
X-S10の高画素で撮れるようになってからは、
「とりあえず広めに撮って後からトリミングする」か
「周辺の景色を抑えておいて後から合成するか」
を計算に入れて撮る習慣がつきました。
まぁズルと言えばズルですが、どうせPhotoshopでレタッチするんですから、
テクノロジーの恩恵はしっかり受けたいところです。
(Adobeに毎月1000円少々払っている事ですし。笑)

そんなわけで、寄りの1枚と、引きの1枚。
同じカットから2枚の画を作りました。

Dsf4037
Fujifilm X-S10
Canon EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS (50mm) ※大きくトリミング
(Fringer FR-FX20 [EF-FX II]使用)
1/1250秒 F5.6 (ISO400)
長野電鉄 信濃竹原-夜間瀬駅 間
2022年12月30日
(フィルムシミュレーション「PRO Neg.Hi」/グレインエフェクト「弱・小」)

Dsf4037404346
Fujifilm X-S10
Canon EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS (50mm) ※複数カットを合成
(Fringer FR-FX20 [EF-FX II]使用)
1/1250秒 F5.6 (ISO400)
長野電鉄 信濃竹原-夜間瀬駅 間
2022年12月30日
(フィルムシミュレーション「PRO Neg.Hi」/グレインエフェクト「弱・小」)

はるばる長野まで来て良かったなぁ、と満足の1枚でした。

あの山の方から、橋の方を俯瞰で撮ることも出来そうなので、
また長野電鉄に来る機会があれば(あるのかな)、
そちらもチャレンジしてみたいと思います。
(あそこはさすがに歩いて行けそうにないので、
車で来られる時に限られますが。)

後1本、3500系を撮れますので、
夜間瀬川橋梁のたもとへ向かいます。(以下、後編へ)

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2023年1月 5日 (木)

雪のしなの鉄道と長野電鉄(2) 雪の湯田中で元営団3000系(前編)

今回の主目的は長野電鉄の3500系(元・営団3000系)。
撮影日の運用は、午前中の信州中野-湯田中の往復運用がメイン。
なので、当初は長野駅付近のビジネスホテルで一泊かなー、
と思っていましたが、移動時間のロスを考え、
湯田中温泉の宿で一泊する事にしました。
長年鉄道撮影を続けておりますが、温泉宿に泊まるのは初めてです(笑)

20221229_190109

さて、撮影当日。雪の具合が気になっていましたが、
さすがに山あい、吹雪く程ではないですがそれなりの降雪。
いい感じで雪の写真を撮ることができそうです。

作戦としては、湯田中駅から線路沿いに歩き、
最終的には夜間瀬川の橋梁で撮影してから3500系に乗って長野駅に向かう、というプラン。
地図を見ると、そう距離は無さそうな気がしましたが、
Googleマップで検索すると約3km、雪道を機材担いで歩くには少々距離がありました。
(結局、2日間の撮影で4万歩を歩く羽目に。執筆時点で激しい腰痛が…泣)

まずは「お立ち台」の1つ、上条駅横の直線に辿り着きました。
先客あり、撮る場所を求めて歩いていたら「すみません、そこは…」
と声を掛けられてしまいました。心配をおかけしてしまいスミマセンでした。
ノンビリと歩いていたら、もう後数分でやってくると気付いておりませんでした。

踏切がカンカンと鳴り始めたので、とにもかくにもと踏切の真横から1枚。

Dsf3963
Fujifilm X-S10
Canon EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS (135mm)
(Fringer FR-FX20 [EF-FX II]使用)
1/640秒 F5.6 (ISO400)
長野電鉄 上条駅付近
2022年12月30日
(フィルムシミュレーション「Velvia」/グレインエフェクト「弱・小」)

何てことない写真を抑えておくと、後の撮影が楽になります。
ついでに、上条駅に停まっているところを振り向きざまに。

Dsf3972
Fujifilm X-S10
Canon EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS (35mm)
(Fringer FR-FX20 [EF-FX II]使用)
1/500秒 F5.6 (ISO400)
長野電鉄 上条駅
2022年12月30日
(フィルムシミュレーション「Velvia」/グレインエフェクト「弱・小」)

引き続き線路に沿って歩いていきますが、
地図にはあるような細い道も、除雪されていなくて歩けないという所が多く、
長靴やブーツで来るならともかく、普通の耐水シューズでしたので、
あまり素人が無理して突入するわけにもいかないので、撮れるポイントは限られます。

そんな事で、湯田中から折り返してきた3500系を、
夜間瀬と上条の間にある踏切付近から1枚。
雲がなければ背景に山がドーンと見られる場所みたいですが、
今回はリンゴの木を手前に据えて。
これはこれで長野っぽい景色の1つかと。

Dsf3984
Fujifilm X-S10
Canon EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS (50mm)
(Fringer FR-FX20 [EF-FX II]使用)
1/500秒 F5.6 (ISO400)
長野電鉄 夜間瀬-上条駅 間
2022年12月30日
(フィルムシミュレーション「Velvia」/グレインエフェクト「弱・小」)

次は夜間瀬駅に近い方へ向かおうか、と思っているところへ踏切が鳴り始めました。
長野方面からやってきたのは特急「ゆけむり」の1000系、元・小田急の「HiSE」10000形です。
お懐かしい!小田急の運用を離脱したのは2012年なので、実に10年振りの再開です。
昔撮ったHiSEの写真はこちらに。

Dsf3989
Fujifilm X-S10
Canon EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS (50mm)
(Fringer FR-FX20 [EF-FX II]使用)
1/500秒 F5.6 (ISO400)
長野電鉄 夜間瀬-上条駅 間
2022年12月30日
(フィルムシミュレーション「PROVIA」/グレインエフェクト「弱・小」)

次は夜間瀬駅方面へ。細い道は積雪で歩けないので、
除雪されている主要道路を「急がば回れ」で迂回して向かいます。
それが、歩数をいたずらに増やす要因ではありましたが…。

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2023年1月 1日 (日)

雪のしなの鉄道と長野電鉄(1) 黒姫の雪原で湘南色115系

ここ数年、年末となればアクアラインを渡っていすみ鉄道撮りが恒例でしたが、
今年は気分を変えて山の方へ行ってみることにしました。
当初は、上毛電鉄へ旧京王3000系でも撮りに行こうかなぁ、
などと考えていましたが、丁度そんな折、
長野電鉄の3500系(旧・営団3000系)の引退記念として、
年末年始限定で通常運用に入る、との情報を得ましたので、
こちらをメインに据えつつ、しなの鉄道の115系と併せて一泊二日の撮影行を実施しました。

ここ最近は、車でポイントに乗り付けて撮影して帰る、
というスタイルが定着しておりましたが、
「鉄道撮影は足で稼ぐ」の初心を思い出すべく
(雪道を車で走るのは怖い、という理由もありつつ…)、
新幹線と電車を乗り継いでひたすら歩き回った2日間でした。
合計4万歩も歩いてさすがにヘトヘト…でしたが、
とても有意義な時間を過ごすことができました。

初日(12月29日)のしなの鉄道115系湘南色は、
北しなの線を中心とするスジに入っておりました。
以前、Googleストリートビューのロケハンで、
古間-黒姫間で気になるところが何箇所かありましたので、
古間で下車して黒姫まで撮り歩きを実施しました。

最初は、鳥居川沿いに道路がオーバークロスするところ。
ここからは、西向きに黒姫山をバックに撮れるかな、
という作戦でしたが、雲が広がり山の姿はほぼ見えず。
また、線路沿いも下草が生い茂って撮影には適さず。
んー、ストビューのロケハンでは限界があるなー、
と思いながら、後ろを振り向いて東向きに見ると、
名も無き(?)山と鳥居川を背景にした、
なかなかいい景色が広がっておりましたので、まずはここで1枚。

Dsf3872
Fujifilm X-S10
Canon EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS (35mm)
(Fringer FR-FX20 [EF-FX II]使用)
1/1000秒 F5.6 (ISO200)
しなの鉄道北しなの線 古間-黒姫間
2022年12月29日
(フィルムシミュレーション「PROVIA」/グレインエフェクト「弱・小」)

「歩いてみると気づきがあるなぁ」と幸先の良さを感じました。

次いで、有名な「黒姫山バック」のポイントへ、
旧北國街道を西へ向かいます。
ここで湘南色115系を、黒姫山を背後に…、と思っていましたが、
すっかり雲に隠れていたので、ごく普通な編成写真で1枚。

Dsf3881
Fujifilm X-S10
Canon EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS (50mm)
(Fringer FR-FX20 [EF-FX II]使用)
1/640秒 F5.6 (ISO200)
しなの鉄道北しなの線 古間-黒姫間
2022年12月29日
(フィルムシミュレーション「PROVIA」/グレインエフェクト「弱・小」)

雪が無ければなんて事のない写真ですが、
ひとまず「撮れ高」にはなりましたので、
次のカットを自由に選ぶ事ができます。
と、このタイミングで雪が降ってきました。
長野市の予報だと降らない事になっていましたが、
さすがに新潟県境に近い長野北部です。
軽く吹雪く感じで、南国の人間には骨身に染みます。

ここから黒姫寄りでも気になっていた箇所がありましたが、
やはり下草のために撮影には適さず。
ストビューロケハンの限界を感じます。
また、冬場の田んぼは除雪されていない道も多く、
あまり歩き回っても良い場所はなさそうな雰囲気でした。
こりゃ、さっきの場所からもう1枚撮るしかないかな…、
と思いながら、少し道を戻っていた時、
ちょっと道を外れて線路沿いの細い道に出たところで、
息を呑むような景色が目の前に広がりました。

221229_18
Olympus PEN EES-2
Kodak Gold400
2022年12月29日
※デュープ機材
Fujifilm X-T10
Canon New FD50mm F3.5 Macro

さっきまで吹雪いていたのが嘘のように雲が晴れ
飯縄山に沈み行く太陽。
田んぼは足跡も無く真っ白な雪原となり、
そこに影を落とす電柱や踏切。
もう、ここで撮らないわけにはいきません。

まずはしなの鉄道色の115系。

Dsf3918
Fujifilm X-S10
Canon EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS (18mm)
(Fringer FR-FX20 [EF-FX II]使用)
1/1250秒 F5.6 (ISO200)
しなの鉄道北しなの線 古間-黒姫間
2022年12月29日
(フィルムシミュレーション「PROVIA」/グレインエフェクト「弱・小」)

そして、次いで湘南色の115系。
何とか太陽が沈む前に走ってきて欲しいなぁ、
と願いながら待つ事しばし。
後数分で撮影時間、というところでタイムアップ(笑)

Dsf3940
Fujifilm X-S10
Canon EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS (24mm)
(Fringer FR-FX20 [EF-FX II]使用)
1/500秒 F5.6 (ISO400)
しなの鉄道北しなの線 古間-黒姫間
2022年12月29日
(フィルムシミュレーション「PRO Neg. Hi」/グレインエフェクト「弱・小」)

日が沈んだところで、
寒々とした雪原の青さをしっかり生かそうと方針転換し、
ホワイトバランスを「日陰」に設定。
こんな青い感じも、雪景色としてはアリですね。
ちょっと残念でしたけど、充分満足。

「撮影ポイントは足で稼ぐもの」を久しぶりに実践し、
思いがけないポイントとの出会いに満足のいく撮影初日でした。
(にしても寒かったなぁ。夜の湯田中温泉が実に気持ち良かった。笑)

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