カメラ

2024年10月 4日 (金)

銚子へ ~Canon PにFerrania P30を詰めて (6)「1000人画廊」でDS3を撮ってからの犬吠埼

6月29日に銚子電鉄を撮影した後は、
利根川を渡って北上し、神栖の宿で一泊しました。
そもそも、この銚子行は、
中古で購入した「シトロエンDS3」のドライブも兼ねての小旅行。
翌30日は、神栖の海岸線の名所「1000人画廊」に行き、
DS3の写真を何枚も撮影したのでした。

240630_33
Canon P (Populaire)
LZOS Jupiter-12 35mm F2.8
Ferrania P30
神栖市「1000人画廊」付近
2024年6月30日

Dsf4447
Fujifilm X-S10
Canon EF-S18-200mm F3.5-5.6 IS (35mm)
神栖市「1000人画廊」付近
2024年6月30日

結婚直後にホンダ・ビートを手放して以来、
久しぶりのマニュアル車。
気持ち的には「終の車」のつもりで買いました。
五体満足なうちに存分に乗り回すつもりです。
(夏の帰省時に新東名でエンコしましたが、
その話しはまたの機会に…)

神栖でDS3を撮った後は、
鹿島線の鉄橋にでも撮りに行って帰ろうかなぁ、
などと考えていましたが、
前日はいまいち消化不良だった事もあり、
ロケハンを兼ねて再度銚子へ向かいました。

あの小高い丘から見下ろして撮れないかなぁ、
と思った辺りに車を走らせたらビンゴ。
でも、夏場で下草がボーボーだったので、
また冬場に出直して撮り直そうと思います。

そんなわけで、最後は犬吠の駅に寄ってスナップを。
今日は、「南海い銚子」な中古車がスジに入っておりました。

240630_35
Canon P (Populaire)
LZOS Jupiter-12 35mm F2.8
Ferrania P30
銚子電鉄 犬吠駅
2024年6月30日

駅のすぐ横の踏切付近にて。

240630_36
Canon P (Populaire)
LZOS Jupiter-12 35mm F2.8
Ferrania P30
銚子電鉄 犬吠駅付近
2024年6月30日

畑に囲まれた銚子電鉄に緑色の車体がよく似合いますが、
白黒じゃ伝わりにくいかな…と思い、
フォトショでカラー化を試してみました(笑)

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Canon P (Populaire)
LZOS Jupiter-12 35mm F2.8
Ferrania P30
銚子電鉄 犬吠駅付近
2024年6月30日
※Photoshopニューラルフィルターでカラー化

久しぶりの銚子電鉄を堪能してきました。
まだまだ撮れそうな場所ありましたし、
2本目の「南海い銚子」も入ってきたようなので、
そう遠からず再訪したいと思っております。

【デュープ】
Fujifilm X-T10
Canon New FD50mm F3.5 Macro
「Negative Lab Pro」にて処理

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2024年9月30日 (月)

銚子へ ~Canon PにFerrania P30を詰めて (5)電車とJupiterと猫と

君ヶ浜駅から徒歩圏内の駐車場に車を停めた事もあり、
この日最後の撮影は君ヶ浜駅近辺にて。
13年前、ここで元銀座線の1000形を撮影した時の事、
今も深く記憶に刻まれております。

ここから、レンズをCanon 50mm F2.8から、
LZOSのJupiter-12 35mm F2.8に換装。
後玉が飛び出ているので扱いづらいレンズと言われますが、
「ミラーレスがダメなら、フィルムで撮れば良い」
がモットーなので、何の不便も不満も感じません。
それに、フィルムで使うのが一番ベストな仕上がりになる事も分かっていますし。

240629_24
Canon P (Populaire)
LZOS Jupiter-12 35mm F2.8
Ferrania P30
銚子電鉄 海鹿島-君ヶ浜駅 間
2024年6月29日

海辺から徒歩数分の君ヶ浜駅付近ですが、
広大な防風林があり、むしろ山中のような雰囲気がします。

240629_28
Canon P (Populaire)
LZOS Jupiter-12 35mm F2.8
Ferrania P30
銚子電鉄 君ヶ浜駅
2024年6月29日

駅には、大きなヤシの木があって、南国ムード漂います。

240629_30
Canon P (Populaire)
LZOS Jupiter-12 35mm F2.8
Ferrania P30
銚子電鉄 君ヶ浜-犬吠駅 間
2024年6月29日

畑を抜けて南に行けば、犬吠埼はもうすぐそこ。

南海の中古車はあまり活動していなかった一日でしたが、
京王→伊予鉄と渡り歩いた旧車の活動を堪能できました。

最後は、畑の間をコソコソと散歩していた猫さんを撮って終撮。
ここを通りそうだと睨んで待ち構えて激写しました。
ふいをつかれて驚きの表情(笑)

240629_26

【デュープ】
Fujifilm X-T10
Canon New FD50mm F3.5 Macro
「Negative Lab Pro」にて処理

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2024年9月12日 (木)

銚子へ ~Canon PにFerrania P30を詰めて (4)アシカ島付近

240629_16
Canon P (Populaire)
Canon Lens 50mm F2.8
Ferrania P30
銚子電鉄 西海鹿島駅
2024年6月29日

夏場忙しくしていたら更新を怠っておりました。
次のネタが控えている事もあるので、
銚電白黒シリーズ、早々に終わらせてしまいませんと。

海鹿島という地名の由来は、
かつてこの付近の海にアシカがいたから、という事のようです。
しかも、明治頃までは姿を見られたそう。
もし今もいたなら、銚電のついでに写真撮りたかったものです。

そんな事で、西海鹿島駅付近で、
トウモロコシの畑ごしに1枚。

240629_17
Canon P (Populaire)
Canon Lens 50mm F2.8
Ferrania P30
銚子電鉄 西海鹿島-海鹿島駅
2024年6月29日

そして、西海鹿島駅を出たところを1枚。
よく見ると、電車が動体ブレしています。
そんな低速シャッターで撮ったんだったかなぁ。
フィルムだと安心して低速シャッターを切れます。
シビアなデジだと、なかなかそうはいきません。

240629_20
Canon P (Populaire)
Canon Lens 50mm F2.8
Ferrania P30
銚子電鉄 西海鹿島-海鹿島駅
2024年6月29日

更に線路沿いを歩いて海鹿島駅へ。
待合室で次の電車が来るのを待ちます。
日本一ちっちゃな美術館、というのが出来ていました。
汗だくなので少し涼ませてもらおう…、と思ったら蒸し風呂状態。
うげ~~、と数秒で出てしまいました。スミマセン。

240629_23
Canon P (Populaire)
Canon Lens 50mm F2.8
Ferrania P30
銚子電鉄 海鹿島駅
2024年6月29日

【デュープ】
Fujifilm X-T10
Canon New FD50mm F3.5 Macro
「Negative Lab Pro」にて処理

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2024年7月13日 (土)

銚子へ ~Canon PにFerrania P30を詰めて (3)髪毛黒生駅、もとい、笠上黒生駅

銚子電鉄は各駅で命名権を販売しているようで、
車内アナウンスでも「上り調子~、本調子~」
などとMCが流れておりましたが、
笠上黒生駅到着前には「かみのけ、くろはえ~」と、
何ともストレートなアナウンスにビックリしてしまいました。

ほとんどネタにされているような駅名ですが、
銚電で唯一の交換駅という事もあって、
構内は立派な雰囲気です。

240629_10

交換列車が来てくれれば良かったんですが、
この写真を撮る前に、「なんかいい(南海い)調子~」のズームカーは、
車庫に向かう回送列車として走り去ったところでした。残念!

240629_13

※写真は全て、
Canon P (Populaire)
Canon Lens 50mm F2.8
Ferrania P30
銚子電鉄 笠上黒生駅
2024年6月29日

【デュープ】
Fujifilm X-T10
Canon New FD50mm F3.5 Macro
「Negative Lab Pro」にて処理

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2024年7月11日 (木)

銚子へ ~Canon PにFerrania P30を詰めて (2)本銚子駅

深い木々に囲まれた本銚子駅で下車。
ヒロミさんがリフォームされた、という駅舎が、
いつの間にか名所になっておりました。
雰囲気によくマッチしています。

240629_03

近くの踏切に行くと、
遠くにかすかに海が見えました。
案外、海との絡みを撮りづらい銚電。
でも、実際は…と気付いたのは、この後の話。

240629_04

駅を跨ぐ跨線橋からの1枚。
真っ暗に沈む森の中に、
露出オーバーな電車の姿がくっきり過ぎるくらい。

240629_07

付近をフラフラ歩いていたら、
あれ?そういえば、と記憶が甦ってきました。
13年前に来た時も、そういやこの辺り歩いたな、と。

そしてそのまま、電車には乗らず、
歩いて笠上黒生駅に向かいました。

※写真は全て、
Canon P (Populaire)
Canon Lens 50mm F2.8
Ferrania P30
銚子電鉄 本銚子駅
2024年6月29日

【デュープ】
Fujifilm X-T10
Canon New FD50mm F3.5 Macro
「Negative Lab Pro」にて処理

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2024年7月10日 (水)

銚子へ ~Canon PにFerrania P30を詰めて (1)序章

車を、日産ノートから、シトロエンDS3に乗り換えました。
久しぶりのMT車、ホンダ・ビート以来なので15年振りです。

時間があればドライブで走り回っておりましたが、
久しぶりに土日と続けて休みだった6月末、
泊まり掛けで千葉・茨城方面に行ってきました。
主な目的は、ズームカー導入で「なんかいい(南海い)調子」らしい銚子電鉄。
こちらも、2011年以来なので実に13年振りです。
すっかりご無沙汰になってしまいました。

主な機材は、これまた久しぶりのCanon P。
フィルムは、色々悩みましたが、
久しぶりに白黒にしようと思い、イタリアFerraniaのP30をチョイス。
初めて使うので不安でしたが、現像仕上がったネガを見ていたら、
なかなかいい調子。銚子だけに。

そんなわけで、何度かに分けてP30の写真をアップしていこうと思います。

240629_01
Canon P (Populaire)
Canon Lens 50mm F2.8
1/250秒 F4.0
Ferrania P30
銚子電鉄 観音駅
2024年6月29日

【デュープ】
Fujifilm X-T10
Canon New FD50mm F3.5 Macro
「Negative Lab Pro」にて処理

20240629_152821

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2023年8月23日 (水)

COSMICAR TV 6.5mm F1.8は、Nikon 1 J5の良い相棒

毎度のごとくハードオフのカメラジャンク棚を覗いてましたら、
手のひらに乗るような小さなレンズが目に入りました。
銘板には「COSMICAR TV LENS 6.5mm F1.8」とあります。
当然Cマウントのねじ込み式で、
絞りリングはありますが、フォーカスのヘリコイドは無く、
パンフォーカス仕様のようです。
「使い道なさそうだなぁ」と思い、一度はリリースしましたが、
やはり気になり、お持ち帰りする事にしました。

Cosmicar_6_5mm

まずは、マウントアダプターを介して、
MFT(マイクロフォーサーズ)のLumix GX7に装着。
あえて4/3型のイメージサークルで撮影して様子を見ます。
当然、四隅は大きくケラレて円形に写りますが、
思ったよりは広いエリアをカバーしているよう。
という事は?と、今度はNikon 1 J5に装着。
こちらは1型のセンサーサイズですが、
四隅ケラレる事無く全域をカバーしています!

※後から色々調べてみると、
このレンズの正式な型番は「B618CX-2(C20612)」)のよう。
COSMICAR(ペンタックスの業務用・産業用レンズの過去のブランド)
でBから始まるレンズは1型イメージサークルを持つもののようで、納得。

パンフォーカスでピントの調整が出来ないレンズなので、
J5に取り付けるだけで無限遠が出るように紙を使ってスペーサーを用意し
(コピー用紙では厚すぎ、ペラペラのレシートでジャスト。微妙な差異!)、
外出のついでに北品川~品川を歩いて試写してみました。
この近辺、京急の線路付け替え工事が始まっており、
いずれは見られなくなる景色です。

※以下写真はすべて、
Nikon 1 J5
COSMICAR TV LENS 6.5mm F1.8
京急 品川-北品川駅近辺
2023年8月19日

北品川駅で降りて撮影を始めようとしたら、
品女の生徒さんがワラワラとホームに集まってきました。
隠し撮りしていると思われたくないので、
早々に離脱し(笑)、品川駅方面へ。
こちらは、北品川駅ホームからすぐ品川駅寄りの踏切にて。
(シャドーを、Photoshopで少々持ち上げ。)

Dsc0417

Nikon 1 J5は、1型ながら2000万画素のセンサーを持ち、
画素ピッチはかなり細かいレンズですが、
中心部はかなりビシッとしたピントが来て驚きます。
周辺部はさすがに甘いですが、
ブログ用に縮小する分には、あまり気にならないのではないでしょうか。

Dsc0426

東海道線を渡る橋の上から。
1型センサーのカメラの「35mm判換算の焦点距離」を算出するには、
取り付けたレンズの焦点距離を2.8倍すれば良い、とされています。
6.5mmという事は、6.5×2.8=18.2mm相当で、かなりの広角です。
ちなみに、Nikon 1の純正レンズでこれだけの広角を撮るためには、
広角ズームの6.7-13mmを使うしかありませんでした。
わずか0.2mmですが、それよりも広く撮る事ができるわけです。

Dsc0446_2

このトラス橋がいずれ無くなってしまうのは、とても淋しい事です。
ちなみに、この橋の部分は「高架」になるそうですが、
品川駅は、現在の「高架」から「地上」に降りるそうで、
どれだけの急勾配になるのか、想像がつきません。

このレンズ、ちゃんとテストはしていませんが、かなり歪曲収差があるようです。
いずれ、ちゃんとPhotoshopで補正できるように、
歪み具合を調べておく方が良さそうです。

Dsc0433

久しぶりに品川に来て気付いたんですが、
羽田空港へ降りる陸側からの空路は、
丁度この真上くらいになるわけですね。
超広角なので豆粒のように小さいですが、
青い空に飛行機の姿が見えます。

Dsc0414

パンフォーカスのレンズなので、
無限遠がきっちり出る用に調整しましたが、
もし近いものを撮りたければ、
Cマウントを少し緩めてやれば、
無理くり合わせられなくもありません。
ただ、ボケは決してキレイだとは言えませんが。

Nikon 1 J5を購入した時、
なるべく広角のCマウントのレンズはないかなぁ、
と調べた事がありますが、
わざわざ何万も出して買う程の事でもなさそうなので、
購入を見送ってきた、という経緯があります。
今回、たまたま見つけたCOSMICARのレンズ、
サイズ的にも丁度よく、
パンフォーカスなのでピント合わせも不要で
(フォーカス位置を拡大して合わせる、
という技を使えないNikon 1では大きなメリット!)、
純正よりも(ごくごくわずかですが)広角で撮れるという事で、
なかなか重宝しそうなレンズを見つける事が出来て満足です。

なにせ、1,100円(税込)(笑)

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2022年12月20日 (火)

ペンタックス「フィルムカメラプロジェクト」に寄せて

今もって「一眼レフ」に拘るペンタックスの事だから、
そのうち「フィルムカメラ作ります」なんて言いかねないな、
とかねがね思っていたら、本当に開発を再開する、と宣言してしまいました。

SP、SL、program A、super A、Z-1、P30T、KM、K2、MX、オートロン…、
様々なペンタックス製フィルムカメラを愛用してまいりました。
ペンタックスのカメラのおかげで今の自分がある、と言っても過言ではありません。

今回の企画、「挫折するかも」という事なので実現はしないかも、との事ですが、
発売される暁には、是非購入してフィルム写真を楽しみたい、と思っております。
それが、ペンタ党を自称してきた者としての務めだと信じて
(と言いつつ、最近はすっかり富士のX-S10ばかり使ってる…汗)

僭越ながら、「今、ペンタックスが新しいフィルムカメラを開発するとしたら」
と以前から妄想していた事を書きたいと思います。

ペンタックスのデジタル一眼レフは、
K-1のようなフルサイズ機もありますが、
その多くはAPS-Cサイズのセンサーを持ち、
フルサイズのイメージサークルを持たないDAレンズが主体だと思います。

一方、最近はフィルムそのものの価格高騰が著しく、
とうとう、コダックのエクタクローム(E100)の値段は、
ヨドバシ価格で4,730円(税込)!まで上がってしまいました。
これに現像代も加わる事を考えると、
シャッターボタンを押すのも命がけ(?)の行為です。

そこで、新しいフィルムカメラは、
最新のデジタル一眼で養われた高度な露出計測能力を有し、
またDAレンズに対応したマウント(KAF2~KAF4対応)を採用、
もちろん、AFもAEも、デジタル一眼と同様に完全に対応。

そして、撮影サイズは「ハーフ判」にしてはいかがでしょうか。

ハーフ判なら、36枚撮りで72枚撮れて経済的。
ライカ判よりも粒状性は荒くなりますが、
むしろその方が「フィルムっぽい」と歓迎されると思います。
今年、コダックからハーフ判のカメラが発売され、
当初は入手も難しいほど人気だったと聞きます。

「手持ちのDAレンズを生かしてフィルム写真が撮れるなんて」
と面白がっていただけそうですし、
何より、デジタルのために設計された優秀なDAレンズ、
フィルムに像を結ぶとどんな素晴らしい画になる事か、
想像するだけでワクワクします。

あえて古いKマウントやM42マウントに戻す事無く、
最新のKAF2(以降)のマウントをすれば、
AFもAEも完璧に機能するので、失敗するリスクも減るかと思います。

今回の発表でも「古い機種の復刻はしない」と宣言しています。
今の時代のフィルムカメラを作る上で、
ここ20年ほどのデジタル一眼レフの経験をフルに生かせれば、
さぞかし素晴らしいカメラになるものと確信しております。

※以下、過去に投稿したペンタックスで撮影した写真のダイジェスト。

930120_06
PENTAX KM
SMC PENTAX 28mm F3.5
Fujicolor G100
JR牟岐線 徳島-阿波富田間
1993年1月20日

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PENTAX Z-1
Konica JX400
JR予讃線 国分駅
1998年6月28日

941008_06
PENTAX P30T
高徳線 相生-阿波大宮間
1994年10月8日

220306_13
PENTAX K2
SMC PENTAX-A 24-50mm F4
Kodak Pro Image 100
絞り優先AE F5.6~8.0
2022年3月6日

120108_09_bw
PENTAX MX
COSINA 20mm F3.8
Kodak 400TX(※倍増感)
2012年1月8日
※デュープ機材
Nikon D7000
Super-Multi-Coated Macro Takumar 50mm F4
(「muk camera service」製マウントアダプタ使用)

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2022年8月21日 (日)

KamLanの魚眼、8mm F3.0 Fisheyeで上野駅撮り

Dsf3604

そもそも、7月に浜松町で開催された「フォトアクセサリーフェア2022」に足を運んだのは、
フィルムのオンラインショップ「かわうそ商店」さんがブースを出していたので、
久しぶりに店主のかわうそさんにお会いしたかった事と、
フィルムを何本か調達する事にありました。
生産中止となったFujicolor100の24枚撮りをハーフ用に購入できるなど、
とても有意義な訪問となりましたが、
そのかわうそ商店さんのすぐ目の前でブースを展開していたサイトロンジャパン社のブースに、
「KamLan」のレンズが何本かアウトレット品として展示されているのが目に付きました。
その中に、APS-C用の魚眼レンズ「8mm F3.0 Fisheye」の富士Xマウント用のものもあり、
市価25,000円ほどするレンズが何と1万円ぽっきり!
魚眼レンズは、以前にMFT用のノーブランドのものを
Amazonで数千円で買ったものがありますが、
正直作りも写りもイマイチな代物でしたので、
いつかはちゃんとした魚眼レンズを買っておかねば、
と思っておりましたので、渡りに船と迷わず購入しました。

20220709_132408

しばらくして金沢へ出張に行く機会があり、
出張先でも使うつもりで持参。
途中、「かがやき」待ちの間に上野駅構内で試し撮りをしてきました。

「KamLan」のレンズは、以前に21mm F1.8を買おうかどうしようか、
と悩んだ事がありましたが、
その後TTArtisanから「17mm F1.4」が発売され、こちらを購入したので、
今回が初めての導入となります。

手にした第一印象は、とにかく「作りが良さそう」な事、
そしてキャップまでちゃんとオリジナルで作っている事。
「そんな事?」と思うかもしれませんが、
中国系のレンズだと、キャップは無記名の汎用品という事も珍しくない中、
このレンズは「KamLan」銘がしっかり入った、
材質の良さそうなプラスチックのリアキャップが装着されていました。
フロントキャップは大きな前玉をすっぽり隠せるような、
やや半透明で中が透けて見えるもので、
おかげでフタをする時に固定フードとキャップ裏の溝がぶつからないよう、
目視で確認しながら装着できる優れものです。

ヘリコイドや絞りリングの作り、動きの良さも見事で、
「安い割りにはなかなか良い」と思っていたTTArtisanとは格が違うな、
とすぐに分かるものでした。

肝心の写りは下の通り実に見事なもので
(ほぼ全て、確かF5.6に絞って撮影したはず)、
ブログ用に縮小する前の状態でも、
隅々までシャープに気持ち良く解像してくれていました。
やっと「ちゃんとした魚眼」がどんなものか、
理解のできるレンズに辿り着く事ができました。

Dsf3424

Dsf3427

Dsf3430

Dsf3448

Dsf3469

(写真はいずれも)
Fujifilm X-S10
KamLan 8mm F3.0
JR上野駅
2022年7月15、22日
(フィルムシミュレーション「クラシックネガ」「PRO Neg. Hi」/グレインエフェクト「弱・荒」)

X-S10のフィルムシミュレーションの設定を、
途中から「クラシックネガ」に変えて撮影。
著しく雰囲気の変わる設定でもあり、
日頃電車を撮るような場合は不向きだと思ってましたが、
こうして何気ないスナップのような写真だと、
レトロな雰囲気がよくマッチしているように思います。
まだまだX-S10のポテンシャルを生かし切れてないな、と感じた次第。

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2022年8月17日 (水)

PEN EES-2散歩(2) 跨線橋の隙間

「PEN EES-2散歩」シリーズを立ち上げる、
と書いてから1ヶ月以上経ってしまいました。
企画倒れ(企画忘れ?)になる前に、第2回です。

試写のために京急の生麦駅で降り立ち、
隣の花月総持寺駅(旧・花月園前駅)方面に歩きました。

この辺り、貨物線が地下から顔を出すあたりですが、
相鉄線との乗り入れ運転が開始されてから、
旅客の定期列車も走るようになりました。
それを撮れる場所はあるかな、というちょっとしたロケハンも兼ねてます
(別に撮りたい列車があるわけではないですが)

220622_04_08a

この区間は何本か跨線橋があり、京急はよく見えますが、
東海道線や貨物線などは、目の細かい柵に阻まれて、
写真を撮るには不向きな場所です。
でも、きっとどこかに隙間があるはず、と思って探してみました。

すると、やはりありました。
かろうじてレンズ1本を通せるか通せないの隙間が。
デジカメなら液晶を見ながら撮影できますが、
フィルムカメラ、しかも一眼レフじゃないと、
構図を決めるのもままなりません。
当たるも八卦、当たらぬも八卦。

220622_05_07a

意外と何とかなりました。
京急はいい感じに撮れましたが、
貨物線の方は地下に潜り始めるところなので、
足下まで写りません。
まぁ、地下に潜りそうな雰囲気の写真、
と思えば状況を伝えてくれている、と捉える事も出来ますが。

※写真はいずれも、
Olympus PEN EES-2
Agfaphoto APX-100
2022年6月22日
※デュープ機材
Fujifilm X-T10
Canon New FD50mm F3.5 Macro

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