鉄道

2020年1月17日 (金)

2019年大晦日の富士急(4) ~撮り収めの元京王5000形

Dsf2600
FUJIFILM X-T10
Canon FD85-300mm F4.5 S.S.C. (135mm)
1/500秒 F6.7 (ISO200)
富士急行 下吉田-月江寺間
2019年12月31日
(フィルムシミュレーション「Velvia」)

せっかく富士山が見事だから、と「富士山バック」に拘って撮ってましたが、
さすがに逆光がきつくなってきたので、
最後は富士山を背に、ド順光での王道写真。
元京王5000形(現1000形)の「富士登山電車」です。

淀みなくすっきりした光線を浴びた元5000形を最後に、2019年は撮り収め。

191231_15
PENTAX P30T
SMC PENTAX-M 35mm F2
1/1000秒 F2.8
Kodak ProFoto XL 100

すっかり気に入った富士のX-T10。
数年前に購入したFD85-300mmも、また急遽前日に買ったタムロン28-80mmも、
いい仕事をしてくれました。
そして、約25年振りに購入したペンタックスのP30Tは、
調子の悪いsuperAのサブとして安く購入しましたが、こちらも快調。
最近フィルム写真をサボり気味だったので、
2020年はもっと撮ってやりたいと思っております。

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2020年1月16日 (木)

2019年大晦日の富士急(3) ~ド逆光にも負けず

Dsf2578
FUJIFILM X-T10
TAMRON SP 28-80mm F3.5-4.2 27A (80mm)
1/1250秒 F5.6 (ISO200)
富士急行 下吉田-月江寺間
2019年12月31日
(フィルムシミュレーション「Velvia」)

富士山をバックにした踏切で、
しかしあまり落ち着いて撮る事ができず、
割とすぐ、近くの踏切方面へ移動。

だいぶ陽も高くなり、
富士山を撮るにはかなりのド逆光。
これはさすがに無理だな、と思いつつ、
諦めきれずに撮った「2枚」。

あらかじめ富士山を適正露出で撮っておいて、
列車は列車で暗く潰れないように露出をあげて撮影し、
Photoshopで合成した1枚です。

この際、テクノロジーは最大限活用するのがモットー?です。

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2020年1月 6日 (月)

2019年大晦日の富士急(2) ~下吉田の踏切は無法地帯

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FUJIFILM X-T10
SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL (24mm)
1/1250秒 F6.7 (ISO200)
富士急行 下吉田-月江寺間
2019年12月31日
(フィルムシミュレーション「Velvia」)

せっかく富士山が綺麗に見えているから、
例えこれ見よがしでおあつらえ向きでも富士山と一緒に撮りたい、
という提案により、引き続き「富士急と富士山」。
どうやら下吉田駅近くの踏切から撮れるらしいと突き止め場所を移動。

行ってから気づいたのは、この近くにある「浅間公園 忠霊塔」は観光スポットで、
富士山の絶景を撮れる「映えるスポット」として国内外で人気が高いそう。

そして、いかにも田舎の風情ある小さな踏切、という佇まいのこの場所を、
次から次へと外国人観光客が集団で歩いて行きます。
歩くだけならいいんですけど、
踏切から線路に入って富士山バックに写真を撮る人多数。
また、(これは日本人でしたが)家の敷地に入り込んで写真を撮ったり、
畑の中に入って写真を撮ったり、と好き勝手し放題。

美しい日本の平穏な日常を壊して欲しくないものだ、と思いつつも、
きっと80~90年代のバブリーな日本人は、
海外で同様の悪行を重ねて反感を買ってたんだろうなぁ、
ブーメランは戻ってくるものか、と暗澹たる気持ちに。

とても良い風景を撮れたものの、
いまいち気持ちの晴れないスポットでの撮影でした。

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2020年1月 5日 (日)

2019年大晦日の富士急(1) ~「富士山ビュー特急」8500系(元・JR371系)

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FUJIFILM X-T10
TAMRON SP 28-80mm F3.5-4.2 27A (70mm)
1/800秒 F6.7 (ISO200)
富士急行 三つ峠-寿間
2019年12月31日
(フィルムシミュレーション「Velvia」)

年末年始は、例年のように兄が地元から上京し、
これまた恒例となったいすみ鉄道と、
元京王5000形が活躍する富士急への撮影、となりました。

時系列的にはいすみ鉄道の方が先ですが、
先に富士急の写真を年始一発目にアップしたので、
この流れで大晦日に撮った富士急の写真から載せていきます。

にしても、大晦日の富士山は見事でした。
いつもは乾いた晴天に恵まれがちな関東地方、
この冬はぐずついた日が多く、
富士山を拝めない日も多かったです。

しかし、大晦日は実に見事な晴れっぷりで、
東京からでも富士山がはっきりクッキリ。
そして、それは山梨に入り富士急沿線に着いてからも変わらず。
おかげで、思う存分「富士急と富士山」を撮る事ができました。

最初に訪れた三つ峠-寿間の「お立ち台」は、
富士山があまりにドスンとそこにあって、
太宰が「富岳百景」で「あまりに、おあつらひむきの富士」
と言った気持ちも分からなくも無いですが、
それでもしっかり富士は撮っておかないと、
という気にさせられるのが不思議でたまらない、
そんな構図の写真です。
と、実に回りくどく、言いたい事が分かるような分からないような文章ですが、
先の「謹賀新年2020」の写真は、
A4にプリントアウトして壁に貼りだしております(笑)

X-T10の標準ズームに適したレンズがないな、と思い、
前日にハードオフで急遽購入したタムロンの28-80mm、
初陣からよい仕事をしております。

これみよがしな富士山の写真を撮ったあと、
兄はすぐに大月方面に引き返そうとしたので、
いやいや、こんな見事な富士は年に何度も見られないものだから、
と押しとどめて、逆に吉田の方に向かいます。
まったく、太宰が知ったら何と言います事やら。

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2020年1月 2日 (木)

謹賀新年2020

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FUJIFILM X-T10
Canon FD85-300mm F4.5 S.S.C. (85mm)
1/500秒 F6.7 (ISO200)
富士急行 三つ峠-寿間
2019年12月31日
(フィルムシミュレーション「Velvia」)

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2019年12月18日 (水)

奈良線で、205系と221系も

奈良線で久しぶりに103系を撮影できて感無量だったわけですが、
同線の主役である205系と221系も、もちろん撮影しました。
今回は、そんな名脇役たちの写真をアップします。

Dsf2131
FUJIFILM X-T10
SIGMA ZOOM 28-105mm F2.8-4.0 (50mm)
1/250秒 F5.6 (ISO1600)
JR奈良線 宇治-黄檗間
2019年12月2日
(フィルムシミュレーション「PRO Neg.Hi」)

「みやこ路快速」運用に就く221系6連。
東海道山陽本線の「新快速」運用からは早々に離脱したものの、
健脚はまだまだ健在のようで嬉しい限りです。
JR化後に鋼鉄製で作られた電車は珍しく、
今でも好きな電車の一つです。
随分久しぶりに撮影した気がします。

Dsf2116
FUJIFILM X-T10
SIGMA ZOOM 28-105mm F2.8-4.0 (50mm)
1/320秒 F5.6 (ISO1600)
JR奈良線 宇治-黄檗間
2019年12月2日
(フィルムシミュレーション「クラシッククローム」)

東海道線各停の主役だった青帯205系、
塗り替えられる事も無く、そのままの姿で奈良線を走っておりました。
かろうじてまだ東京方面でも見掛ける205系ですが、
昔ながらの姿を維持しているだけでも懐かしさを覚えます。
(でも、折角なら奈良線カラー=黄緑色の帯を巻いてくれれば、
山手線の再来みたいでワクワクするんですが!)

Dsf2235
FUJIFILM X-T10
RMC Tokina 17mm F3.5 (SL17)
1/250秒 F5.6 (ISO1600)
JR奈良線 宇治-黄檗間
2019年12月2日
(フィルムシミュレーション「Velvia」)

分かりにくいですが、阪和線用だった205系1000番代です。
20年以上前に阪和線で見掛けて以来ですが、
見た目そのまま、奈良線で余生を過ごしているようです。

古都、京都と奈良を結ぶ重要な路線、
の割には随分ローカル色の強いところだなぁ、
と感じた奈良線ですが、
鋭意複線化工事が進捗しているので、
そう遠からず都会的な路線になる事でしょう。
その前に103系は早々に引退するでしょうし、
205系や221系も果たしてどうだろうなぁ、と感じます。
まだかろうじて「ローカル線」の匂いを残した時に、
撮影に来られたのは幸運でした。

にしても富士のX-T10、非常に手に馴染むカメラです。
色味も、「Provia」「Velvia」「もう1色」の3色でブラケット撮影すれば、
1枚くらいは目当ての色や濃さにヒットしてくれます。
ちょっとした事故で既にキズモノになってしまいましたが、
今後メインのカメラとして大活躍してくれそうなです。

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2019年12月 5日 (木)

奈良線で、おそらく最後の103系撮り

「関東最後の103系」を追って常磐線に通い詰めたのは、
遡る事14年前、2005年の事でした。
当初はニコンのコンデジ「Coolpix880」で撮ってましたが、
同年2月に初めてのデジイチとしてペンタックスの*ist Dsを購入し、
足繁く沿線に出かけたのも懐かしい思い出です。

※最後に常磐線103系を撮影した日のワンカット。

Imgp0575
PENTAX *ist Ds
Super-Multi-Coated Takumar 300mm F4.0
1/800秒 F4.0 (ISO400)
JR常磐線 北松戸-馬橋間
2005年6月18日

関東では早々に姿を消した103系、
関西では延命工事の上で引き続き活躍中、とは聞いてましたが、
それも少しずつ数を減らし、そろそろ終焉の時が近づいてきたようです。

先日、仕事で浜松→福井と出張に行く機会があり、
この機を逃すまい、と京都に立ち寄り、奈良線に足を伸ばしました。
久しぶりの、そして「本当に最後の」103系撮影になるだろう、という想いを胸に。

事前にどこで撮影するか、とリサーチをしましたが、
あまりリスクの高い場所に行くよりは鉄板なところが良かろう、
という事で宇治川の鉄橋に。

ところが、奈良線は複線化工事の真っ最中で、
鉄橋付近も大型重機が運び込まれておりました。
のどかな単線のガーター橋を走る姿を自在なアングルで撮れる、
と思ってましたが、むしろ、いかに工事しているところをクリアするか、
工夫を求められる撮影となりました。

まずは、東側の堤防上(京阪宇治駅の目の前)から撮影。
この日は曇り&雨だったので、午後ですが逆光に悩まずに済んだのが不幸中の幸い。

Dsf2124
FUJIFILM X-T10
SIGMA ZOOM 28-105mm F2.8-4.0 (50mm)
1/320秒 F5.6 (ISO1600)
JR奈良線 宇治-黄檗間
2019年12月2日
(フィルムシミュレーション「Velvia」)

「ぎやぁ~~~」というMT55の音(正確には主抵抗器の冷却ファンですけど)
と共に、本当に103系が走って来ました。
毎日ヤカン電車(笑)に乗ってる東京人には、
この光景を見るだけでも感涙物です。

Dsf2138
FUJIFILM X-T10
SIGMA ZOOM 28-105mm F2.8-4.0 (50mm)
1/250秒 F5.6 (ISO1600)
JR奈良線 宇治-黄檗間
2019年12月2日
(フィルムシミュレーション「Provia」)

ほぼ同じ構図で、城陽駅を折り返したところを改めて。
先ほどは曇りでしたが、強めの雨となり、
傘を差しながらの撮影となりました。
それもまた、しっとりしてよい雰囲気。
実は、ちょっとレリーズのタイミングが早くて、
トリミングしないといけなかったのは情けない話し。

「ポートレート」は押さえたので、
今度は対岸(西側)の河川敷に降り立ちました。
こちらからだと重機が大きく写ってしまいますが、
やはり、広角で宇治川の水面をしっかり写したいところ。

Dsf2222
FUJIFILM X-T10
SIGMA ZOOM 28-105mm F2.8-4.0 (28mm)
1/320秒 F4.0 (ISO1600)
JR奈良線 宇治-黄檗間
2019年12月2日
(フィルムシミュレーション「Provia」)

京都駅を折り返して戻って来たのは既に16時過ぎ、
陽も傾き始め、だいぶ暗くなってきております。

琵琶湖から流れ下る宇治川の流れは意外と速く、
とても水鏡を楽しめるような場所ではありませんが、
単線のガーター橋を渡る4両編成の103系、
それだけで充分画になります。

後30分もすれば、再び城陽駅を引き返して戻ってくるところを撮影できます。
これがラストショットになるかな、と身構えていると、
西の空の雲が途切れて西日が差し始めました。
しめた!夕陽を浴びる103系を奇跡的に捉えられるか…、
と思ったらそうは問屋が卸さず(苦笑)、
でも、夕方の寂しい光を背に受けた103系を撮る事ができました。

Dsf2261
FUJIFILM X-T10
RMC Tokina 17mm F3.5 (SL17)
1/320秒 F5.6 (ISO3200)
JR奈良線 宇治-黄檗間
2019年12月2日
(フィルムシミュレーション「Provia」)

撮影を終了し、京都駅方面に戻りましたが、
せっかくならホームで駅撮りも、と思って東福寺駅で途中下車。
ホーム端からの近影にて撮り収め。

Dsf2272
FUJIFILM X-T10
RMC Tokina 17mm F3.5 (SL17)
1/26秒 F5.6 (ISO3200)
JR奈良線 東福寺駅
2019年12月2日
(フィルムシミュレーション「PRO Neg.Hi」)

限られた時間の中ではありましたが、
思い残すこと無く(多分)最後の103系撮りを終えました。

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2019年11月11日 (月)

Fujifilm X-T10の初陣を、二子新地で

きっかけは「APS-Cのセンサーで、無音電子シャッター切れるカメラはあるのかな」と思った事です。

一番そういうのを出してそうなソニーは、ここ最近の機種から対応し始めたところで、相場はまだまだ高い。

一方で、まぁ富士のカメラは対応してなさそうだなぁ、というイメージとは裏腹に、割と初期から対応機種がいくつか。

そこで相場を調べてみると、4K動画に非対応の世代が、もう中古価格だいぶ安くなっているのに気づきました。
まだ4年前(2015年)に発売されたばかりの「X-T10」も、今や中古相場が2万円台。これなら試せる、と思って購入してみました。

Dsc_0995_xt10

デジカメ黎明期の頃から、「CCDハニカム」をはじめ「どこにでもありそうなベイヤー配列のセンサー」
とは一線を画した、独自の撮像センサーを追求する富士フイルム。
銀塩フィルムの構造をヒントに作り出した「X-trans CMOS」の写りも、
一度はこの手で試してみたい、と思っておりました。
登場以来7年目にして初めての実戦配備です。
(と、電子シャッター云々の事はすっかり蚊帳の外に。)

試写は、久しぶりに東急田園都市線の二子新地駅ホームより。
2011年以来、8年半振りの訪問です。

先日、本屋で見掛けた『鉄道ダイヤ情報』誌、
表紙に「8500系ラスト」の見出し。
これはまずい!、と思って急いでやってきましたが、
引退は2022年度、との事。
むしろ、慌てないといけないのは「踊り子」の185系の方でした。

ちなみに、久しぶりに二子新地駅を訪れてみたところ、
ホームドアの設置工事が完了しておりました。
前回以来しばらく遠ざかっていた理由の一つは、
安全な場所で撮影しているはずなのに警笛音を何度も鳴らされた事。
いかにも「マナー違反の撮り鉄」扱いされているようでストレスを感じ、
近場にも関わらず足が遠のいておりました。
しかし、この日はホームドアのおかげで一度も鳴らされず。
今後、撮影に来る機会が増えそうです。
(だからと言って、ドアの壁に近接するような立ち位置での撮影は危険なので、
ゼッタイやってはいけません。)

前置きが長くなりました。以下、実写を紹介します。
なお、レンズは、これもこの時以来久しぶりに登場のSoligor。
恐らくはミランダ時代の非常に作りの良い、そして写りの良いレンズです。
非AiレンズなのでNikon D300では使えないレンズでしたが、ミラーレスならアダプタ装着なので無問題です。
今回、絞りは全編「開放」で撮影しております。

X-T10が届き、手にした時に一番驚いたのは、その小ささと軽さでした。
店頭で手にしたことがなかったので気づいてませんでしたが、
見た目がクラシカルな一眼レフ然としているので、
なんとなくPENTAX SPやCanon FTbなどを手にするような、
重量感のあるずっしりとした感覚を連想しておりました。
むしろ、サイズ感、重さともパナソニックの「DMC-GX7」に近い。
EVFの張り出しがなければ、ほぼ同じ大きさでした。
フィールドワーカーとして「小さくて軽くて写りが良い」事を求める者としては、
この手軽さは120点。「これなら戦える」という気分になります。

撮影をはじめると早速、昨年デビューの新鋭「2020系」がやってきました。

Dsf1156
FUJIFILM X-T10
Soligor Tele Auto 200mm F3.5
1/800秒 F3.5 (ISO200)
東急田園都市線 二子新地駅
2019年11月9日

黒い顔に緑のライン、東急らしからぬ?顔立ちの電車ですね。
そして、顔が斜めになってるのでいろいろ映り込みそう。
撮影しにくいヤツです(笑)

最初のうちは、やれEVFの明るさは、とか、ファンクションボタンのカスタムは、
などいろいろ考えながら撮影しておりました。

撮影を始めてすぐに気づいた事は、
再生ボタンが背面向かって左上にある事でした。

いつも、撮影した直後に、右手親指で再生ボタンを押し、
すぐにチェックするクセがついていたので、
つい「Q」ボタンか何かを押してしまい「あ、違う」と気づき、
改めて再生ボタンを押す、という事を何度かやってしまいました。
この位置だと、カメラをグリップしたままでは押せず、
一度手を離さないといけませんし、
EVFの前を手が横切る度に液晶が消えたり点いたりするのは、
ストレスとまではいいませんが、どうにも慣れません。

だったら、撮影後のプレビュー画像を連続点灯にしておけば、
という意見もありそうですが、
どうも、SDカードのアクセスランプが消えるまで待ってからプレビューする、
というクセもあるので、できれば「わざわざ再生ボタン」を押してチェックしたいのです。
まぁ、どうでも良いことです(笑)

Dsf1193
FUJIFILM X-T10
Soligor Tele Auto 200mm F3.5
1/2500秒 F3.5 (ISO200)
東急田園都市線 二子新地駅
2019年11月9日

少々ハイライトが飛んでおりますが、
(一応RAWの同時記録もしておりましたが、)
直してしまうと試写にならないので、あえてそのままです。
多分、Photoshopでチョイチョイするだけでも直るだろうな、と思いましたが。

これも既に懐かしい系の車両になりつつある9000系。
将来引退が近づいた折には、是非オリジナルの塗色に戻してラストランを、
と願っております。

マニュアルレンズでピントを合わせる時、役に立つのが「フォーカスピーキング」。
これまで、ソニーやパナソニックのカメラでも使ってきた機能ですが、
個人的な感覚だと、一番分かりやすい、合わせやすい表示のされ方だな、と思いました。
いつもなら、中心部を拡大して合焦するところを決めていますが、
今回はほぼピーキング任せで問題ありませんでした。

ところが一つ問題があって、ピーキング表示のチラチラのせいで
露出(明るさ)が全然分からなくなるのです。
シャッター半押しでピーキングは解除されますが、
離せば当然またピーキング表示に戻る。
「ダイヤルをクリクリ回しながら露出を合わせたい」と思っても、
ピーキングが気になって合わせられないのが、結構ストレスでした。
なので、ファンクションでMFアシストON/OFFの設定を…、
と思いましたが、その機能は盛り込めないようでした。
ファンクションキーに割り当てたい機能が盛り込まれていない、
という話しは、富士のミラーレスでは時々聞く話しですが、こちらも同様でした。

Dsf1260
FUJIFILM X-T10
Soligor Tele Auto 200mm F3.5
1/2500秒 F3.5 (ISO200)
東急田園都市線 二子新地駅
2019年11月9日

富士フイルムのミラーレスの特徴の一つは、
色見の設定項目で「フィルム」の銘柄を指定するところにあると思います。
通常は「Provia」で、彩度高めにする場合は「Velvia」で、といった感じ。
他社なら、恐らく「スタンダード」「ヴィヴィッド」といった表現になるところです。
なお、この東武50000形の写真は「Astia」に設定して撮影したもの。
(最初の2020系は「Provia」、9000系は「Velvia」、後は全て「Astia」です。)

※フィルムシミュレーションの略号、「Astia」はなぜか「S」なので、
「Sensia」なのか、と勘違いしそうでした。
「Sensia III」は好きなフィルムだったので、対応してくれてたら嬉しかったのに。

購入前は、このフィルム銘柄指定による色調指定方式には「姑息な」印象を持ってました。
デジタルとフィルムは全然別物なのに、フィルムの感覚を持ち込むなんて、と。
それは、このカメラの見た目そのものにも感じた事でした。
なんで一眼レフじゃないのに一眼レフみたいなスタイルにするの?と。
ここに、ここ最近の富士のミラーレスを斜に見て敬遠していた理由がありました。

ところが、です。このフィルムシミュレーション、実際使ってみると、
本当に「あぁ、Proviaっぽい」「確かにVelviaだ」という画が得られるのです。
単に「彩度高い」に「Velvia」という名前を当てはめただけではなく、
実に忠実に「あの色」が出るように突き詰めたんだな、と。
名ばかりじゃない事に気づき、食わず嫌いを反省しました。

本物のVelviaで撮影した、懐かしの中央線201系の撮影が懐かしいです。

ちなみに、この2020系はノーマルの「Provia」で撮影し、
その後から「Velvia」に切り替えて試写を続けるのですが、
ちょうどそのタイミングから雲が切れてピーカンとなってしまいました。
曇天と晴天では、色の違いが全く分かりません(笑)
更に言えば、1枚の撮影画像から3枚の色見を同時保存できる
「ブラケティング」機能の存在も、今書きながら初めて気づきました。失態!

今回は試したフィルムシミュレーションは「Provia」「Velvia」「Astia」
の3種類。他にも、ネガやクラシッククローム(コ●クローム?)などもあり、
それらの写り方も試して、色見の感覚を理解しておきたいと思います。

※個人的には、これだけ忠実に色見を再現できるなら、
生産中止となったピールアパート式のインスタントフィルム、
「FP-100C」や「FP-3000B」などの写りも再現して欲しいな、
と思いました。「アドバンストフィルター」でトイカメラを指定、
という方法もありますが、あくまで「それっぽい」ではなく、
まさにあの画をデジタルで忠実に再現して欲しいし、
それは充分に可能な事だろう、と思いまして。
富士の方、見てたらご検討ください(笑)

Dsf1280
FUJIFILM X-T10
Soligor Tele Auto 200mm F3.5
1/2000秒 F3.5 (ISO200)
東急田園都市線 二子新地駅
2019年11月9日

今回の目的、8500系です。
「引退」という言葉が脳裏にあったので、なかなか撮れないのでは、
と思いましたが、まだ案外バンバン走ってくるので、
しばらくは安定した撮影ができそうです。

ひとまず、露出も構図も色見も「今日はこれ」というところが決まってから撮ったので、
いい感じに収まった一枚となりました。

日頃、鉄道撮影の際は連射をOFFにし、「一撃必中!」を狙うのですが、
今回は連写最高速にして撮影。
X-T10は秒間約8コマだそうですが、まぁ速い速い。
一瞬レリーズに触れただけでも3コマくらいは写ってしまいます。
シャッター幕のフィーリングも柔らかく、
「シャシャシャシャシャ」と軽いステップでコマを進めてくれるので、
気持ちよく撮影する事ができました。
(逆に単写だと「がっしゃん」という感じで、
凄い低速シャッターを切ってるような音に聞こえてしまい、
ブレたんじゃないか?と不安に感じるほどですが。)

Dsf1241
FUJIFILM X-T10
Soligor Tele Auto 200mm F3.5
1/2500秒 F3.5 (ISO200)
東急田園都市線 二子新地駅
2019年11月9日

そんなこんなでX-T10の初陣、「気に入らなかったらさっさと売り抜けようか」
とも思ってましたが、とんでもない話しです。
上記の通り、細かいところで気になるところもありましたが、
総じて使い勝手よく、写りも良く、取り回しも良い。
いい事づくめなカメラでした。

思えば、これまで使ってきた富士フイルムのデジカメは、
「写りは良いけど、操作性がいまいち」というのが多かった気がします。
人づてにも、Xシリーズ第1号機の「X-Pro1」は、なんだか使いにくい、
という話も聞いてましたので、富士は相変わらずだなぁ、と思ってました。
ユーザフレンドリーじゃないのが富士のアイデンティティなのかな?、と。
そんな印象を7年間引きずってましたが、いざX-T10を手にすると、
写りはもちろん、操作性も、レスポンスも良い。
エレキに強いのは電機メーカーだから、
古参のカメラメーカーのデジカメはどこかイマイチ、
という事が多かったですが、このカメラにそのような印象は全くありません。

十分に合格点、どころか、これをメインカメラにしてもよいのでは、
と思うほどの実力機でした。これが中古で2万円台とは驚くべきことです。

世間は「フルサイズ信仰」が幅を利かせ、
「ソニーvsキヤノン、ニコン」の構図ばかりが注目されて、
地道によいカメラを作り続けている富士フイルムが少々日陰になっていますが
(あ、あと、ペンタックスもお忘れ無く)、
本当に写真が好きな人なら「そう、これこれ!」と思えるカメラを作ってると思います。
ペンタックス党としては複雑な心境ではありますが(笑)、
新鋭X-T10、これからバリバリと活躍してもらう事にします。

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2019年9月 8日 (日)

Canon V10x15 (15-150mm F2.8)で久々の中央線撮り@豊田のカーブ

Dsc_0864

そもそも、このキヤノンの古いCマウントのズームレンズ、
「Canon TV Zoom V10x15 15-150mm F2.8」を購入(落札)したのは、
今年2019年1月入ってすぐの事、だったようです。

随分あいまいな書き方をしているのは、
それから約7ヶ月間、メンテナンスせずに放置していたので、
なにゆえこのレンズを欲しいと思ったのか、
いまいち記憶がはっきりしないからです。
ただ、机の上に置いてあったので、
いつか手入れしないと、とは思っていたのですが。

ふとしたきっかけで「じゃあ、そろそろ」とメンテナンス開始。
ところが、どうにもピントが合わず困ってしまいました。
テレ端の方では合うのに、ワイドの方にすると合わない。
合わない、とかわいい書き方をしていますが、
ズームリングを2回転ほど回さないと合わないくらい、合わない。

こりゃどうしたものか、とFacebookに投稿したら、
「引きボケじゃないか?バックフォーカスを合わせないと」
との書き込み。
焦点はヘリコイドかズーム稼働部を調整するもの、
と思い込んでましたが、
ちゃんとバックフォーカス(レンズ最後部とセンサーとの距離)
を正しく合わさないと、ズームしたときに大きく焦点がずれる、
という初歩的な事を知らずにこれまでレンズをいじってきた事になります。
穴があったら入りたい気分ですね…。

Dsc_0865

Cマウントアダプターとレンズとの間に適切なスペーサーを挟み、
広角から望遠まで、ほぼ均等にピントが合うようになりましたので、
無事試写に出る事が出来ました。

Dsc_0863

訪れたのは、久しぶりの中央線「豊田のカーブ」。
手元の記録では、201系を追い回していた2010年以来、9年振りの事です。

なぜここに来る事にしたか?
所用で府中にいたのでそれなりに近かった事と、
「代車」209系1000番代を撮れたらな、と思った事。

しかし、スマホで運用を調べると、この日は209系の運用は無し。
まぁでもせっかく訪れたので、所期の目的通り試写は敢行する事にしました。

焦点距離は、おおよそ100mmくらい。
「くらい」と書いたのは、ズームリングの指標が
「15mm」「25mm」「50mm」そして「150mm」と、
一気に100mmもすっ飛ばしてしまうからです。
50と150の間くらいだったので、まぁ多分100mmくらいだろう、と。

1060425
Panasonic Lumix DMC-GX7
Canon TV Zoom V10x15 15-150mm F2.8 (100mmくらい=35mm判換算約280mmくらい)
1/1000秒 F2.8 (ISO125)
中央線 豊田-八王子間
2019年9月7日

撮影したカメラは、ここ最近使用頻度の高い松下のGX7。
「あれ?換算が2.8倍計算っておかしくないか?」
とツッコミが入りそうですが、
このレンズはそもそも1インチのイメージサークルで作られているようで
(海外のサイトで見つけた昔のカタログに「1'' vidicon camera」、
すなわり「1型撮像管カメラ」用と書いてあったので)、
写真撮影に際しても、最初から撮影解像度を「exM」
(Mサイズで、1600万画素の真ん中800万画素をクロップして撮影、倍率約1,4倍)
に設定して撮影したからです。
これだとマイクロフォーサーズのセンサー真ん中の「おおよそ1インチ」
の領域で撮影できるので、四隅ケラれる事無く撮影できます。

開放だと、さすがにピントが甘くなりますが、
決して「ボヤボヤ」な画にはなっていません。
花などを寄りで撮影する分には、よい雰囲気を醸し出してくれそうな予感です。

一絞り絞って「F4.0」だと、

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Panasonic Lumix DMC-GX7
Canon TV Zoom V10x15 15-150mm F2.8 (100mmくらい=35mm判換算約280mmくらい)
1/400秒 F4.0 (ISO800)
中央線 豊田-八王子間
2019年9月7日

※あ、そういえば「E353系」撮るの初めてだ(笑)

更に一絞り絞って「F5.6」だと、

1060419
Panasonic Lumix DMC-GX7
Canon TV Zoom V10x15 15-150mm F2.8 (100mmくらい=35mm判換算約280mmくらい)
1/800秒 F5.6 (ISO200)
中央線 豊田-八王子間
2019年9月7日

抜群の解像度になりました…なんですが、
画面右の方、上から下まで像が流れています。
どうも、芯がずれてピントが来ていないようです。

何度もバラして組んで、を繰り返したのが悪かったのかもしれません。
また近いうちに、再度バラして調整してみたいと思います。

写真は主に下り列車で撮影しましたが、
折角なので、後ろからやってくる上り列車の際は、
録画ボタンを押して動画を撮影しました。

通常、Cマウントなどイメージサークル小さいレンズの場合、
松下のカメラでは「EXテレコン」機能を使い、
センサー真ん中の200万画素(フルHD=1920*1080)だけで撮影する事で
周辺までケラれる事無く動画撮ることが出来ますが、
今回はあえてノーマルで撮影。
なので、四隅が少々ケラれておりますが、
この程度なら、使い方次第では許容範囲じゃないかなー、と思いました。

既に持っている、純正ズーム「14-140mm」とほぼ同じズーム域のカメラですが、
イメージサークルの都合、撮影モードを下げて1インチ相当にするので、
都合、35mm換算「42-420mm」くらいのズームとして撮影が出来ます。
GX7とセットにするにはちょっと大きいレンズですが、
写真も動画もバッチリ撮れる見込みがたったので、
しっかり再整備して運用に差し込みたいと思います。

ところで、この撮影ポイント、
以前は律儀に中央線に乗って豊田駅まで行き、
30分近く歩いて辿り着いた場所ですが、
よーく地図を見ると、南側の浅川を挟んですぐ、
京王線の長沼駅があるではありませんか。
Googleさんによると、徒歩20分かからないよう。
「なんだ、こっちからの方が近いじゃないかー。
それに、家から電車で一本だし」と、
9年越しに損した気分(笑)を味わいました。
しかも、浅川の橋から中央線をサイド狙いできる事も発覚。
あぁ、ここで201系を撮影したかったなぁ…。

1060403
Panasonic Lumix DMC-GX7
Canon TV Zoom V10x15 15-150mm F2.8 (80mmくらい=35mm判換算約230mmくらい)
1/500秒 F5.6 (ISO125)
中央線 豊田-八王子間
2019年9月7日

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2019年8月30日 (金)

旧信越本線「めがね橋」の橋上から幻影を見る

家族旅行で軽井沢、草津温泉方面に向かう道すがら、
かつて信越本線が66.7パーミルの勾配を登った碓氷峠、
その旧線の痕跡である通称「めがね橋」に足を運びました。

当初は「下から見上げる事が出来れば」というつもりでしたが、
調べてみると、最近は遊歩道として整備されている、という事なので、
熊ノ平駅(跡)近くの駐車場に車を停めて、
少しばかりの散策を楽しみました。

※写真は全て、
Panasonic Lumix DMC-GX7
Lumix G Vario HD 14-140mm F4.0-5.8 ASPH. H-VSO14140

「熊ノ平駐車場」道向かいの階段を登ると、
そこに、旧熊ノ平駅(信号所)の跡が残っています。

来てみて驚いたのは、
1997年の北陸新幹線開通・信越本線横川-軽井沢間の廃止から22年、
まだ線路や架線など、ほぼ当時のまま残っていた事です。

1060171

「まるで、今にも列車が走ってきそうな」とはありふれた例えですが、
そんな言葉が自然と脳裏をよぎらざるをえない光景が目の前に広がり、
一瞬にして「異空間」の中に連れ込まれたような不思議な感覚を覚えました。

1060176

左に2つ見えるトンネルは、1963年に開通した新線。
右に見える少し小さいトンネルが、
アプト式の旧線。遊歩道はこちらに整備されています。
(更に右、木に隠れているところに、
入れ替え用のトンネルもあります。
貫通しておらず、あくまで入れ替え用。)

1060223

レンガで装飾された明治時代のトンネル。
立派な作りですが、歩いてみると、
時々上から「ポタッ、ポタッ」と水しずくが。
そのため、足下はぬかるみ、
うっかりすると滑ってこけてしまいそうな有様でした。

1060183

「あれ?出口じゃ無いのに光が差してる」と思ったら、
天井や壁面に穴が開いている所が何箇所か。
てっきり崩れたのかと思いましたが、
しっかり装飾された穴なので、
排気のために開けられたものだろうな、と推察。
一本垂れ下がる草の茎が、
どことなくラピュタ感を醸し出しています。

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柔らかな光差し込む開口部から、
緑美しい山並みを眺めるのも、おつなものです。

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ところどころにある、退避用?のくぼみ。
明治時代、手彫りで掘ったトンネルなんだな、
という事が分かる、荒削りな岩盤が印象的です。

そんな調子でいくつかのトンネルを抜けると、
いよいよ、一番の名物「めがね橋」です。

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写真では何度も見てた有名な橋ですが、
実際この目で見ると、その迫力は想像を絶するもので、
碓氷峠の名所としてたくさんの人が訪れるのも当然だな、
と納得のスケール感でした。

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土から作ったレンガを用いた橋ですから、
緑に囲まれても不思議と違和感を感じず、風景に溶け込んでいます。

さて、この「めがね橋」の真ん中から、
山の方を見てみると、そこには、
コンクリートで出来た真新しい橋を臨む事が出来ます。
「熊ノ平駅」からトンネルに入った信越本線の新線は、
アプト式の旧線から離れて、あんな遠くを走っているわけです。

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ズームレンズを押したり引いたり、
またカメラを縦にしたり横にしたりして、構図を決めます。
空を大きく入れるか、でも今日は曇っているから、
手前の緑をメインに距離感を出して見ようか。
と、あれこれ悩んだ末に、

1060195

よし、構図はこれで決まり!
後は、ロクサンを補機につけた189系「あさま」が来るのを待つばかり…

と、ついつい「鉄」な行動をひとしきりし終えてから
「あ、そうだった!」
ついさっきも書いたばかりです。
あの新線は、22年前、1997年に廃線になっています。
待てど暮らせど、189系が峠を下っていく事はありません。

それでも、ついこの場に陣地を構えて、
その時が来るまでジッと待っていたい、
思わず「撮り鉄」の衝動に駆られる瞬間でした。

実は、このブログを書きながらいろいろ調べてましたら、
この新線、線路も架線もほぼそのままなのは、
再び電車を走らせよう、という構想があるからだそう。
だとしたら、この「めがね橋」からの構図で、
あの走る列車を撮れる日が来る事も、
あながち夢、幻とは言えないのかもしれません。

実は頓挫しているらしい、という計画に思いを馳せつつ、
目的の「めがね橋」より、あのコンクリートの橋が忘れられない体験だった、
旧信越線散策の短い探訪を終えました。

1060227

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