鉄道

2020年8月13日 (木)

いすみ鉄道、夏2020 ~(6)小谷松駅でも稲穂とキハ

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PENTAX K-50
SMC PENTAX-M 35mm F2
1/1000秒 F4.0 (ISO200)
いすみ鉄道 大多喜-小谷松間
2020年8月2日

午後の急行往復は、
昨年末の来訪の際に初めて訪れた、
小谷松駅少し北の直線区間にて。
兄がお気に入りとなったポイントです。

兄は線路際に三脚を構えて正面から狙ってましたので、
こちらは引き続き稲穂と絡めた写真を。
もう今回はこれ一本で押し通します(笑)

本来はネオワイズ彗星用に、と思って持ち込んだ、
SMC-Mの35mm F2。
開放だとボケ過ぎるので少々絞って。
この「35mm F2」というスペックのレンズは名玉が多く、
NikkorとFDも持っていますが、
開放からキリッと撮れて鉄道向けなのはSMCが最右翼。
一方、ボケが綺麗でフワッと撮りたい時はNikkorがお気に入り。
FDは黄変しているので白黒で撮る時に、と使い分けています。

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PENTAX K-50
SMC PENTAX-DA 21mm F3.2 AL Limited
1/1000秒 F4.5 (ISO200)
いすみ鉄道 大多喜-小谷松間
2020年8月2日

上総中野から戻ってきたキハはDAの21mmで。
これもまたオーソドックスの極みみたいな写真です。

K-50に色々とレンズを付けて撮ってみますと、
やはりPENTAXの純正との組み合わせが一番いい色が出ます。
決して「JPEG撮って出し派」なわけではないですが、
K-50とSMCとの組み合わせで撮ったJPEGの画は、
それだけで完成されたもの、という印象のものが多いです。
いいPENTAXのレンズ揃えたいなぁ、と思いつつも、
新品のいいレンズは、このDA 21mmを2006年に購入して以来、
14年間すっかりご無沙汰になっております(汗)

さて、いよいよ次回が最終回。再び第二五之町踏切に戻ります。

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2020年8月12日 (水)

いすみ鉄道、夏2020 ~(5)第二五之町踏切に見た幻影

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PENTAX K-50
SMC PENTAX-M 35mm F2
1/800秒 F5.6 (ISO200)
いすみ鉄道 国吉-上総中川間
2020年8月2日
※Photoshopでレタッチ

「ポッポの丘」でクモニ&クハ詣でをした後は、
いすみ鉄道一番の撮影名所、
「第二五之町踏切」方面へ向かいます。

いつも、この踏切へ向かうときは、
線路の南側を併走する国道465号線方面から向かいますが、
今回は田んぼと山に挟まれた農道的な道を一直線に東南下。
つまり、北側から現地入りしました。

すると、いつもは見えない風景が目に入るもので、
この、完全に逆光になるような、
北側から線路を見渡す景色が妙に気に入り、
兄を踏切沿いで降ろした後、田んぼの真ん中に舞い戻りました。
ゾロゾロと踏切近辺に撮影者が集まる中、
ポツンと一人田んぼの真ん中で待機。

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こんな景色の中で撮影するのは気持ちのよいものです。
(ちなみに、この写真の左奥に、小さく「ポッポの丘」が見えます。
という事は…、と次回に向けて悪巧みの算段を。)

さて、ここから撮影すると逆光になるのは承知の上ですが
(鳥坂センパイの「逆光は勝利!」の言葉に助けられます。笑)、
気になるのは頭上を漂う雲の塊です。
基本的にスカッと晴れていますが、
時々雲が太陽に掛かって見事な影になります。

どうにもイヤな予感がするので、
さてそろそろキハがくる、という直前に、
前もって晴れた状態の景色を撮影しておきました。

そして、踏切が鳴り始め、遠くからディーゼルエンジンの音が。
という時に、悪い予感の通り、頭上に雲の塊が…。
踏切付近で撮影していた兄の証言だと、
付近で撮影していた皆様から一斉に溜息が漏れたそうです。

北側から一人で狙っていた自分も同様でしたが、
一方で「後で何とかできるだろう」という自信もありました。
なにせ「こんな事もあろうかと」、先に晴れた時の写真も撮ってましたので、
後はPhotoshopでチョイチョイです。

今回の写真は、キハ2両だけを切り出し、明るさを調整の上、
数分前の景色に貼り付けた「加工写真」です。
今の時代、写真をPhotoshopで作り上げるのも趣味の一つ、
だと思ってます。

そんなわけで、今回のタイトルは「幻影」といたしました。

でも、出来る事なら、今度はRB67を持ち込んで、
一発必中でこんな写真をフィルムに焼き付けてみたいものです。

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2020年8月10日 (月)

いすみ鉄道、夏2020 ~(番外篇2)「ポッポの丘」へ「クモニ詣で」

いすみ鉄道撮影2日目は、
国鉄キハが動き始める前に、
リニューアルしたばかりの「ポッポの丘」へ寄り道。
つい先頃、東芝府中工場から「クハ103」と「クモニ83」
が納車(?)されたばかりです。

※まだ東芝府中工場にいた時の写真を、
9年前のエントリーで紹介しております。

府中近辺を車で通るときには、いつも首を伸ばして覗き込んで、
今日はクハとクモニはいないかなー、と探すのが恒例となっておりました。
それがまさか、千葉の知られざる名所「ポッポの丘」にやってくるとは、
思いも寄らぬ事でした。

※写真は全て、
Panasonic Lumix DMC-GX7
Lumix G Vario HD 14-140mm F4.0-5.8 ASPH. H-VSO14140

1060818

搬入されたばかりでまだ整備中の状態ですが、
いずれもよい状態で保存されていたようです。

にしても、来ているお客さん、皆さんクハ103ばかり撮影されていますが、
むしろ、隣のクモニ83の方が歴史的価値が高いはずです。
なにせ戦後に「ロクサン」型として製造された旧型国電の改造型。
現役時代は、113系や115系の先頭に立ち、
釣り掛けモーターの音を「ぎやぁ~~~~」とけたたましく響かせていた
「時代の生き証人」です。

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他にクモニ83(あるいはクモユニ74でもいいんですが)の保存車はあるんでしょうか?
見た目は茶色い電車じゃないですが、
釣り掛けモーター搭載の貴重な電車です。
出来るなら、稼働状態に復元させて、
しなの鉄道の115系の先頭に立って走って欲しいなぁ、
と思ってしまいますが、なかなかそうはいかないでしょうね。

1060813

是非是非、「ポッポの丘」の皆さんに、
徹底的に綺麗に磨き上げて頂いて、
往年の美しさを取り戻して頂きたいものだと思います。
また次回、ここを訪れた時にその勇姿を拝見したいです。

1060803

クモニの他に、気になって仕方なかったマツダのオート三輪(笑)

「ポッポの丘」は、リニューアルに伴い、
駐車場の利用料1000円を徴収するシステムとなりました。
いつも、顔を出すものの、生ものの卵を買って帰るのは難しいし、
着いた頃には閉場10分前なので買い物できない、という事が続き、
なかなか金銭的な支援をできずにおりましたので、
むしろ駐車料金システムはありがたい事でした。
ついでに、クハ+クモニ納車記念のクリアファイルと、
キハ52型のティッシュ箱ケースを購入しました。、
少しでもクモニの修復に役立てば!

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2020年8月 8日 (土)

いすみ鉄道、夏2020 ~(4)新田野の田園にて・その2

我ながら変わり映えのない写真を載せまくってるなー、
と思いながら写真をアップしてますが、
この時期にいすみ鉄道を撮れる事は例年ないので、
これが最初で最後かも、くらいのつもりで、
ひたすら田園風景ばかり撮りまくっていた証しです。

大口径の望遠を生かそう、と思って撮った一枚。

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PENTAX K-50
Tokina SD 80-200mm F2.8 AT-X828 (135mm)
1/1600秒 F2.8 (ISO100)
いすみ鉄道 新田野-国吉間
2020年8月1日

実は、この車両に被るように撮り鉄さんがいたんですが、
Photoshopの力を借りて退場(笑)して頂きました。
先日も書きましたが、今はフィルムの時代じゃなくなりましたので、
使えるテクノロジーは駆使して画像を作ったり直したりするのも、
21世紀の写真趣味としてはアリな事だと思っています。
警察の証拠写真じゃありませんので…。
そうすれば、無駄なトラブルが発生する事もありませんし。
あ、でも声を掛け合って「そこで撮っていいですか?」
とコミュニケーションを取るのは大事だと思います。
その点、いすみ鉄道で撮っていると、
撮影者同士の関係はいつも良好だな、と感心します。

さて、2往復の急行を撮影し終わり、主な撮影は終了。
後は、宿にチェックインするまで、軽くロケハンを。
今春、見事な菜の花を撮影できたあの場所へ行き、
夕暮れの西陽がもう沈もうとしている刹那、
大原へ向かうキハ20を撮って、初日の撮影を終えました。
あ、でも次回はこの日の番外篇を…。

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PENTAX K-50
SMC PENTAX-F Zoom 28-80mm F3.5-4.5 (70mm)
1/160秒 F5.6 (ISO400)
いすみ鉄道 久我原-総元間
2020年8月1日

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2020年8月 7日 (金)

いすみ鉄道、夏2020 ~(3)新田野の田園にて・その1

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PENTAX K-50
SMC PENTAX-M 35mm F2
1/500秒 F5.6 (ISO100)
いすみ鉄道 新田野-国吉間
2020年8月1日

西大原でキハ52+28の往復を撮影した後は、
こちらもすっかり定番となった、
新田野駅と国吉駅間の直線区間に。
当然ながら、こちらも田園区間です。
今夏は稲穂ばかりです。どうぞご容赦ください。

Img4295
PENTAX K-50
SMC PENTAX-M 35mm F2
1/500秒 F5.6 (ISO100)
いすみ鉄道 新田野-国吉間
2020年8月1日

にしても、この美しいグラデーションの青空!
こんな空、もう何百年と見てなかった気がします(笑)
そんな冗談も言いたくなるくらい、
7月はまるっきり空を見られませんでした。

蛇足ながら、SMC PENTAX-Mの35mm F2、
数年前にヤフオクで見つけたジャンク品ですが、
そもそも業務目的で使われていたのか、
絞りリングはネジで固定され、
後群に補助レンズが追加され、
前玉は砂か何かの汚れや傷がたくさん、
というヒドイ状態でしたが、
丁寧にメンテナンスしたら、見た目は悪いものの、
開放からバッチリと写る鉄板単玉として重宝しています。
今回も、K-50のファインダー越しに、またLV越しに、
その実力をまざまざと見せつけられたのでした。

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2020年8月 6日 (木)

いすみ鉄道、夏2020 ~(2)西大原の田園にて・その2

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PENTAX K-50
SMC PENTAX-F Zoom 28-80mm F3.5-4.5 (80mm)
1/800秒 F4.5 (ISO200)
いすみ鉄道 上総東-西大原間
2020年8月1日

前回に続いて、いすみ鉄道の西大原で撮影した国鉄キハ。
大原から上総中野へ向かう下り列車です。
上り列車より、更に稲穂を強調する撮り方で狙って見ました。
(あまりに黄色と緑の割合が強い構図だったせいか、
色温度がこけぎみだったので、珍しくLightroomでRAWから処理。
普段は、PENTAXのJPEGの画に全幅の信頼を置いてるんですが。)

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PENTAX K-50
SMC PENTAX-F Zoom 28-80mm F3.5-4.5 (80mm)
1/800秒 F4.5 (ISO200)
いすみ鉄道 上総東-西大原間
2020年8月1日

普通、撮ろうとする構図に人が入ってくると
「来ないで!」って思うものでしょうが
(それが高じて「どけ!」と怒鳴るような撮り鉄にはなりたくないものです)、
それも日常風景、と思って取り入れてしまうのが粋ってもんです。
最近はむしろ、人とか動物とか船とか車とか、
Photoshopの力を借りて足したくなるくらいです。

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2020年8月 5日 (水)

いすみ鉄道、夏2020 ~(1)西大原の田園にて・その1

5年間乗った愛車のスズキ・セルボを兄に譲ることになり、
実家からはるばる兄が引き取りに来ました。
で、せっかく上京するなら「いつもの所」へ行きたい、との事なので、
感染対策をばっちり施した上で
(って、行き先が田んぼの真ん中じゃ、染りようがなさそうですが)、
今年3度目のいすみ鉄道撮りとなりました。

なにせ、いつも真冬に来てばかりのいすみ鉄道、
真夏の田園風景での撮影は初めてで、
新鮮な気持ちで撮影に臨みました。

Img4221
PENTAX K-50
SMC PENTAX-F Zoom 28-80mm F3.5-4.5 (80mm)
1/500秒 F5.6 (ISO200)
いすみ鉄道 上総東-西大原間
2020年8月1日

春に撮影に来た時には、
キハ52が検査入場中のため国鉄キハは運休でしたが、
今回は元気に「ガラガラ」とディーゼルエンジンを噴かせて走って来ました。

ご承知の通り、7月はずっと雨か曇りで、
お天道様を拝める日はほとんどありませんでした
(おかげで、ネオワイズ彗星は全く撮影できず…実に無念)。
それがまさか、兄が上京してきていざ撮影、
という8月1日からカラッ!と晴れる等とは夢にも思わない事でした。
何とも悪運の強い事で(笑)

Img4230
PENTAX K-50
SMC PENTAX-F Zoom 28-80mm F3.5-4.5 (80mm)
1/500秒 F5.6 (ISO200)
いすみ鉄道 上総東-西大原間
2020年8月1日

田んぼの様子は、まだ青々としているところもあれば、
うっすら黄色く色づいて稲穂が頭を垂れ始めているところもあり、
久しぶりに「田園風景」の撮影を楽しむ事ができました。

第2回以降も、基本的には変化の少ない田園写真となりますが、
その辺りはどうかご容赦のほどを…

Img4210
PENTAX K-50
Tokina SD 80-200mm F2.8 AT-X828 (200mm)
1/1600秒 F2.8 (ISO100)
いすみ鉄道 上総東-西大原間
2020年8月1日

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2020年6月13日 (土)

大海原と「踊り子」

Img4161
PENTAX K-50
SIGMA 28-300mm F3.5-6.3 DL HYPERZOOM (100mm)
1/640秒 F5.6 (ISO100)
東海道線 早川-根府川間
2020年5月24日

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2020年6月 4日 (木)

初夏の相模湾と玉川橋梁

200524_07
Mamiya-6 IVB
T-Takumar 7.5cm F3.5
1/250秒 F8.0
Kodak EKTAR100
東海道線 早川-根府川間
2020年5月24日

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2020年5月27日 (水)

「氷の世界」と「秒速5センチメートル」

180522_11
Canon P (Poupulaire)
LZOS Jupiter-12 35mm F2.8
Fotokemika efke KB25
小田急 参宮橋-代々木八幡間
2018年5月22日

新海誠の初期の名作「秒速5センチメートル」の物語は、
小田急参宮橋駅近くの踏切で始まり、17年後の同じ踏切で終わる。

「秒速」の世界では、この踏切の元に立派な桜の木があって、
「花びらの落ちる速度は秒速5センチメートル」と、
まだ小学生だったアカリがタカキに教える。
17年後、タカキは同じ踏切でアカリ(と思われる女性)とすれ違い、振り返る。
だけど、通り過ぎた電車の向こうに、人影はない。

アニメを観て、そしてノベライズも読み通した後、
ひょっとして「秒速5センチメートル」という表題には、
「サクラ、チル」の意味にも掛けられていたんだろうか、と想像された。
だとしたら、物語の始まりから結末は暗示されていたのかもしれない。

ところで、踏切と通り過ぎる電車、そして恋人、というシチュエーションから、
自然と、井上陽水のアルバム「氷の世界」の事が思い出された。

1曲目「あかずの踏切」では恋人に会いたいのに踏切があかず、
じらされ、早く早くと前のめりな気持ちが溢れ出ているようなのに、
6曲目の「白い一日」(作詞は小椋桂)では対照的に、
遮断機があがって振り向いた君はもうオトナの顔をしている、
と悲しげで悲壮感を漂わせて歌う。
まるで、第1話(中1)のタカキと、第3話(オトナ)のタカキを見比べるかのようだ。

そして、3曲目の「帰れない二人」(忌野清志郎との合作)では、
街は眠りにつき、星も帰ろうとしているのに、
手と手のぬくもりで互いの気持ちを感じる二人が歌われている。
これも、雪で帰れなくなったタカキとアカリが、
雪明かりに浮かぶサクラの木の下で口づけを交わし、
互いのぬくもりで一晩を共にするシーンが不思議とオーバーラップする。

作られた時代もストーリー性も全く異なる「秒速」と「氷の世界」。
きっと、新海監督は「氷の世界」から微塵もインスピレーションを受けてないだろう、
と想像されるけど、おかしなもので、
「氷の世界」の歌詞カードを読みながら「秒速」の事を考えると、
いろいろな場面が脳内で勝手にシンクロし、思いがけず世界が広がっていくのが面白い。

アニメを観てノベライズを読んだら、
居ても立っても居られなくなり、カメラを持ってあの踏切に行ってみた。
とても新海誠の色彩感を再現する事は出来ないだろうからと思い、
白黒フィルムをカメラに詰めた。失われた色彩は脳内で蘇らせる事にして。

目の前の電車が通り過ぎた時、
遮断機の向こうにあの人が立っているんじゃなかろうか…、
そんなセンチメンタルな感情を抱くことを少なからず期待していたけれど、
いざ現場に立ってみるとそんな事を考える隙もなく、
ただ「ちゃんと頭がフレームに入るように」と、
レリーズを切る瞬間の指先にしか神経を集中する事が出来なかった。

得てして、写真を撮るとはそういう事だったりする。

※2年前、facebookに投稿していた記事を加筆修正し、転載しました。

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