鉄道(関東圏)

2023年11月29日 (水)

8111Fはいなかったけど、野田線でロケハン

ここ最近、あまりそそられる鉄道ネタがなかった関東圏ですが、
思いも寄らぬビッグニュースに激震が走りました。
東武博物館所有の動態保存車、8000系(8111F)が現役復帰し、
野田線の運用に入る、というではないですか!
例えるなら、中央線に101系が復帰するような大事件です。

早速撮りに行かねばと思い、
さいたま市立漫画会館へ「魔夜峰央原画展」を観に行くついでに(笑)
野田線へと足を運びました。
野田線は、一度だけ江戸川橋梁で撮影した事がありますが、
ほぼ未開の地です。

この日は生憎8111Fは運用に入っていなかったので、
むしろ気楽にロケハンの日と決め込んで、
適当に歩き回って撮影する事ができました。

野田線沿線は、ほぼ全て住宅街という路線で、
線路に沿った道もあまりないようで、
撮影に向いた開けた場所はあまりない印象です。
すると必然的に橋梁で狙おう、という事になります。

春日部駅の東隣、藤の牛島駅は古利根川と中川に挟まれていて、
都合が良さそうです。
到着後、まずは西を流れる古利根川橋梁を狙うため、
線路に平行する歩行者用の橋を渡って西岸に。

Dsf3335
Fujifilm X-S10
Canon EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS (18mm)
(Fringer FR-FX20 [EF-FX II]使用)
1/800秒 F5.6 (ISO200)
(フィルムシミュレーション「PROVIA」/グレインエフェクト「弱・小」)

もう、これで充分じゃないでしょうか(笑)
雲が印象的だったので最広角で撮りましたが、
車両だけ狙うならもう少し標準寄りで良さそうです。

先客の同業者さんは堤防の上から撮影されていましたが、
個人的には河川敷から広角であおって撮るのがベストと判段しました。

古利根川は早々に制覇?したので、
いったん駅に戻って駅前の広島お好み焼き屋で昼食(美味!)
その後、今度は東側を流れる中川橋梁の方に向かいます。

Dsf3364
Fujifilm X-S10
Canon EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS (18mm)
(Fringer FR-FX20 [EF-FX II]使用)
1/1000秒 F5.6 (ISO200)
(フィルムシミュレーション「PRO Neg. Hi」/グレインエフェクト「弱・小」)

橋梁に平行する橋を渡って東岸へ。
すると当然、午後なのでド逆光になるわけですが、
こういう印象的な光の回り方も好きです。
「逆光は勝利!」とは、鳥坂センパイから教わった極意です。

とはいえ、やはり順光で撮りたいので、来た道を戻り、
グルッと遠回りして橋梁西岸の方に。
こちらも、土手から少し河川敷の方に降りてあおりぎみに。

Dsf3398
Fujifilm X-S10
Canon EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS (18mm)
(Fringer FR-FX20 [EF-FX II]使用)
1/1250秒 F5.6 (ISO200)
(フィルムシミュレーション「PROVIA」/グレインエフェクト「弱・小」)

古利根川のカットと、よく似てますね(笑)
トラス橋の存在感のおかげで変化がありますが。

最近、EF-S18-135mmを付けたまま撮影する事が多いですが、
ここに来るときはSIGMA 12-24mmか何かを持参したいと思います。

グルグル歩き回ったおかげで、この近辺の事はよく分かりました。
次は、8111Fが動いている時に再訪します!

Dsf3373
Fujifilm X-S10
Canon EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS (135mm)
(Fringer FR-FX20 [EF-FX II]使用)
1/1000秒 F5.6 (ISO200)
(フィルムシミュレーション「PRO Neg. Hi」/グレインエフェクト「弱・小」)

Dsf3348
※アオサギを見ると、あのオジサンの事しか思い出せなくなりました(笑)

東武野田線 春日部-藤の牛島-南桜井駅
2023年11月25日

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2023年11月23日 (木)

32年振りの秦野カーブで、小田急VSE終撮

定期運用離脱後もイベント列車・団臨等で活躍の続いていた小田急50000形(VSE)が、
いよいよこの12月に完全引退、との告知がありました。

11月23,25,26日にさよなら運転が実施されるとの事で、
夕方に秦野で折り返すとの事でしたから、
その近辺で往復撮れる良い場所は…と地図を見ていたら、
「ん?この場所って…」というところがありました。
記憶が突然甦りました。32年前、初めて小田急を撮影した場所です。

910503_03

910503_20
(2枚とも)
Canon EOS630QD
EF35-70mm F3.5-4.5
Fujicolor Reala
小田急 秦野-東海大学前 間
1991年5月3日

まだ、NSEも5000系(2600系かも?)も現役だった時代。

VSEの撮り収めもここにしよう、と決めました。

現地に到着して「あれ?」と思ったのは、
まだ16時前だというのに、線路に影が落ちそうになっている事。
これは、VSEまでもってくれるかどうか、かなり微妙です。

ひとまず、既に影になっている路盤は思い切ってカットし、
印象的な雲を大きく入れる構図を考えました。
これなら何とかなりそうです。

Dsf3215
Fujifilm X-S10
Canon EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS (50mm)
(Fringer FR-FX20 [EF-FX II]使用)
1/1000秒 F5.6 (ISO400)
(フィルムシミュレーション「PROVIA」/グレインエフェクト「弱・小」)

しかし、雲はみるみると形を変え、どこかへ流れていってしまいます。
立ち位置を変えて再度構図を調整…

Dsf3249
Fujifilm X-S10
Canon EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS (24mm)
(Fringer FR-FX20 [EF-FX II]使用)
1/1000秒 F5.6 (ISO400)
(フィルムシミュレーション「Velvia」/グレインエフェクト「弱・小」)

しかし、無情にも雲は更に流れてしまうし、
山の影は更に路盤を暗く覆っていきます。
南無三!と思ったタイミングで下りVSEがやってきました。

Dsf3264
Fujifilm X-S10
Canon EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS (50mm)
(Fringer FR-FX20 [EF-FX II]使用)
1/800秒 F5.6 (ISO400)
(フィルムシミュレーション「Velvia」/グレインエフェクト「弱・小」)

振り向きざまに、上り普通列車とのすれ違いを撮ろうと思ったら、
連結しているようなタイミングで撮れてしまいました(笑)

Dsf3269
Fujifilm X-S10
Canon EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS (100mm)
(Fringer FR-FX20 [EF-FX II]使用)
1/800秒 F5.6 (ISO400)
(フィルムシミュレーション「PROVIA」/グレインエフェクト「弱・小」)

後20分で折り返し上りVSEがやってきますが、
もうすっかり陽が回らなくなり、
周りに何十人もいた撮り鉄さんはみるみる散開していきます。
影っててもいいから何か印象的な画が撮れないかな…、
と思って歩いていたらキャベツ畑がありました。
これを前景にして撮ってみたのがこんな感じ。

Dsf3315
Fujifilm X-S10
Canon EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS (35mm)
(Fringer FR-FX20 [EF-FX II]使用)
1/500秒 F4.0 (ISO800)
(フィルムシミュレーション「Velvia」/グレインエフェクト「弱・小」)

サイドギラリ、って程じゃないですが、
白いボディが明るく美しく輝き、
のどかな秦野の景色の中を走り去る所を撮り収める事が出来ました。

後で編集していて気付きましたが、
32年前は線路の向こうの建物(多分、秦野市中野健康センター)
がよく見えますが、今はすっかり木々に隠れてしまっています。
今の方が、撮影ポイントとして撮りやすい場所になっていたんだな、
と久しぶりの再訪で気付きました。
もうちょっと早く気付くべきだったなぁ。

20231123_161437
小田急 秦野-東海大学前 間
2023年11月23日

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2023年8月23日 (水)

COSMICAR TV 6.5mm F1.8は、Nikon 1 J5の良い相棒

毎度のごとくハードオフのカメラジャンク棚を覗いてましたら、
手のひらに乗るような小さなレンズが目に入りました。
銘板には「COSMICAR TV LENS 6.5mm F1.8」とあります。
当然Cマウントのねじ込み式で、
絞りリングはありますが、フォーカスのヘリコイドは無く、
パンフォーカス仕様のようです。
「使い道なさそうだなぁ」と思い、一度はリリースしましたが、
やはり気になり、お持ち帰りする事にしました。

Cosmicar_6_5mm

まずは、マウントアダプターを介して、
MFT(マイクロフォーサーズ)のLumix GX7に装着。
あえて4/3型のイメージサークルで撮影して様子を見ます。
当然、四隅は大きくケラレて円形に写りますが、
思ったよりは広いエリアをカバーしているよう。
という事は?と、今度はNikon 1 J5に装着。
こちらは1型のセンサーサイズですが、
四隅ケラレる事無く全域をカバーしています!

※後から色々調べてみると、
このレンズの正式な型番は「B618CX-2(C20612)」)のよう。
COSMICAR(ペンタックスの業務用・産業用レンズの過去のブランド)
でBから始まるレンズは1型イメージサークルを持つもののようで、納得。

パンフォーカスでピントの調整が出来ないレンズなので、
J5に取り付けるだけで無限遠が出るように紙を使ってスペーサーを用意し
(コピー用紙では厚すぎ、ペラペラのレシートでジャスト。微妙な差異!)、
外出のついでに北品川~品川を歩いて試写してみました。
この近辺、京急の線路付け替え工事が始まっており、
いずれは見られなくなる景色です。

※以下写真はすべて、
Nikon 1 J5
COSMICAR TV LENS 6.5mm F1.8
京急 品川-北品川駅近辺
2023年8月19日

北品川駅で降りて撮影を始めようとしたら、
品女の生徒さんがワラワラとホームに集まってきました。
隠し撮りしていると思われたくないので、
早々に離脱し(笑)、品川駅方面へ。
こちらは、北品川駅ホームからすぐ品川駅寄りの踏切にて。
(シャドーを、Photoshopで少々持ち上げ。)

Dsc0417

Nikon 1 J5は、1型ながら2000万画素のセンサーを持ち、
画素ピッチはかなり細かいレンズですが、
中心部はかなりビシッとしたピントが来て驚きます。
周辺部はさすがに甘いですが、
ブログ用に縮小する分には、あまり気にならないのではないでしょうか。

Dsc0426

東海道線を渡る橋の上から。
1型センサーのカメラの「35mm判換算の焦点距離」を算出するには、
取り付けたレンズの焦点距離を2.8倍すれば良い、とされています。
6.5mmという事は、6.5×2.8=18.2mm相当で、かなりの広角です。
ちなみに、Nikon 1の純正レンズでこれだけの広角を撮るためには、
広角ズームの6.7-13mmを使うしかありませんでした。
わずか0.2mmですが、それよりも広く撮る事ができるわけです。

Dsc0446_2

このトラス橋がいずれ無くなってしまうのは、とても淋しい事です。
ちなみに、この橋の部分は「高架」になるそうですが、
品川駅は、現在の「高架」から「地上」に降りるそうで、
どれだけの急勾配になるのか、想像がつきません。

このレンズ、ちゃんとテストはしていませんが、かなり歪曲収差があるようです。
いずれ、ちゃんとPhotoshopで補正できるように、
歪み具合を調べておく方が良さそうです。

Dsc0433

久しぶりに品川に来て気付いたんですが、
羽田空港へ降りる陸側からの空路は、
丁度この真上くらいになるわけですね。
超広角なので豆粒のように小さいですが、
青い空に飛行機の姿が見えます。

Dsc0414

パンフォーカスのレンズなので、
無限遠がきっちり出る用に調整しましたが、
もし近いものを撮りたければ、
Cマウントを少し緩めてやれば、
無理くり合わせられなくもありません。
ただ、ボケは決してキレイだとは言えませんが。

Nikon 1 J5を購入した時、
なるべく広角のCマウントのレンズはないかなぁ、
と調べた事がありますが、
わざわざ何万も出して買う程の事でもなさそうなので、
購入を見送ってきた、という経緯があります。
今回、たまたま見つけたCOSMICARのレンズ、
サイズ的にも丁度よく、
パンフォーカスなのでピント合わせも不要で
(フォーカス位置を拡大して合わせる、
という技を使えないNikon 1では大きなメリット!)、
純正よりも(ごくごくわずかですが)広角で撮れるという事で、
なかなか重宝しそうなレンズを見つける事が出来て満足です。

なにせ、1,100円(税込)(笑)

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2023年8月13日 (日)

Nikon Fで南武線浜川崎支線205系を撮る

BS松竹東急で放送されているドラマ「カメラ、はじめてもいいですか?」を観てましたら、
第6話でミトちゃん(田牧そらちゃん)がNikon Fを使う場面があって、
久しぶりにFを持ち出したくなりました(安直)
4,5年振りくらいのつもりでしたが、
前回は2014年、実に9年振りでした。
月日の流れがどんどん早くなっていきます。

20230812_nikon_f

まずは尻手から浜川崎まで移動し、駅ナカでの撮影からスタート。

230812_03

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折り返し尻手方面に発車してからは、
沿線を歩きながら撮影を…と歩き始めましたが、
隣の小田栄駅近辺に到着する頃には、
早々に熱中症寸前で、近隣のコーナンに緊急避難(滝汗)

コーヒーフロートで強制冷却し、
気を取り直して川崎新町駅まで到着して1枚。

230812_25

尻手駅まで戻ってホームをウロウロしていたら、
どこからともなく「ご~~~」という低い音が近づいてきます。
姿は見えずとも貨物である事は察しがついたので、
落ち着いて追い越すところを1枚。

230812_28

そして、浜川崎駅方面に発車するタイミングで、
川崎駅を出た本線の快速列車とすれ違い。
これ以上ないベストなタイミングでのツーショット。

230812_34

E127系のデビューが近づき、関東の205系は風前の灯火?
実は1編成残るのでは、という噂もありますが…。

230812_27

※写真はすべて、
Nikon F
Nikkor-S.C Auto 50mm F1.4
Kodak Pro Image 100
2023年8月12日
※デュープ機材
Fujifilm X-T10
Canon New FD 50mm F3.5 Macro
「Lomography DigitaLIZA+」でデュープ
「Negative Lab Pro」で処理

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2023年5月 9日 (火)

京王線 地上線の記録 (2)(3)2023年春 明大前~下高井戸~桜上水(YouTube)

あえてHi8で京王線の高架化前の様子を撮影しよう、
というプロジェクト?の第2弾と第3弾をまとめてアップしました。
次にアップしたいネタが控えているもので(笑)

明大前駅の少し新宿寄りには、
もう高架橋の一部が姿を現しています。
「こんな感じで高架橋ができますよ」
というアピールの意味でしょうか?

掘り割りを走る井の頭線との乗り換え、
時間が掛かるようになる予感しかありません。

お隣の下高井戸も、世田谷線への乗り換え導線がどうなるのか、
気になる所です。
ところで、世田谷線が下高井戸駅を出てすぐ、
線路脇に「あのドラマ」の舞台になった家があります。
「ごめんくださいませぇ~、大沢家政婦紹介所から参りました~」
と言えばお分かりになるかと思いますが。
もう随分古い家になっているので、
いつまで見られる事やら。

桜上水まで歩いたところで、
歩き疲れたので第1弾の撮影はここまで、でした。

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2023年4月 8日 (土)

京王線 地上線の記録 (1)2023年春 代田橋(YouTube)

京王線の笹塚-仙川間の高架工事が本格化してきまして、
もう随分と空き地が増えてきて、
気の早い?ところでは高架の一部が姿を現し始めました。
工事は2030年まで掛かる予定との事なので、
それまでに地上線の様子を記録しておこう、と考えております。

でも、ただ写真や動画を撮るだけじゃ面白くないな、と思ったので、
それなら、今流行り?らしい「平成レトロ」の波に載って、
あえて「Hi8」で沿線の様子を撮ってみよう、と思いつきました。

わたくし事ながら、Hi8は学生時代から使い慣れたビデオフォーマットで、
今も段ボールに2箱ほどのテープが残っております。
ただ、これらは全て据え置き型のデッキでテレビを録画したもの。
ビデオカメラはなかなか高価で手を出せず、
ついに一度も所有する事がありませんでした。
初めてビデオカメラを購入したのは、
子供が生まれる時の記録用に、と考えて
SDカードでハイビジョン録画が出来る、
キヤノンの「iVis HF100」を導入した時の事で、
それまで映像の方は全く縁がありませんでした。

今回の企画のため、わざわざヤフオクで購入したのが、
ソニーの「Handycam CCD-TR3000」というカメラです。

20230331_140502

20230331_140515

本体サイドの情報表示画面が壊れていますが、
各種設定はファインダーにも表示されるので、
不便ですが使用上は特に問題ありません。

Hi8のテープは、ハードオフのジャンクコーナーに行けば
未開封のものがゴロゴロ転がっているので、
HGやMEなどの高級品を安く購入する事ができます
(ただ、未開封で何十年も経っているので、
テープがくっついているものもあります。
実際、1本、途中でテープが切れてしまいました。)
今回はSONYの「Hi8 HG」を使いました。
当時は安いMPテープばかり使っていたので、
意外にも今回が初使用です。
(一応、蒸着テープのME型が最高級品、とされていますが、
ドロップアウトが多くてあまり好きではありません。)

3/31に、代田橋から桜上水まで歩いて撮影しましたが、
今回は代田橋付近(玉川上水~和田堀給水所)までを抜粋した第1弾です。

CCD-TR3000は「ハンディカム10周年」として発売された高級品だそうで、
かなり効き目の強い手ぶれ補正機構が内蔵されています。
なのでレンズが大型ですが、おかげで手持ち撮影も全く問題なし。
デッキ部分も調子良く、久しぶりのビデオテープにウキウキしています。
平成レトロの悪くないですね(笑)

録画したテープは、Digital 8のデッキ「GV-D200」で再生し、
FireWire(IEEE1394)で映像を出力し、
会社から借りっぱなし(汗)のCFレコーダー「HVR-MRC1K」で録画、
という手順でデータ化しております。
撮影した映像はチープですが、デジタル化は最良の手順で行えているのでは、
と自負しております。

高架工事真っ直中の地上線を走る京王線ですが、
くしくも7000系淘汰の話しも出始めており、
その意味でもいい記録になるのでは、と思っております。

平成レトロのブームに乗って、
いずれソニーのフロッピーデジカメ「Mavica」の写真もアップしていこう、
と考えております(笑)

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2022年12月 1日 (木)

kiha 28-2346, forever ~惜別 いすみ鉄道のキハ28(YouTube)

いすみ鉄道のキハ28が、定期運用を離脱しました。

長年撮り続けたキハ28、ラストランも撮影に…、と思っていましたが、
先日のエントリーにも書いたとおり、
急病で救急搬送&入院と予想外の事態。

意外と早く退院し健康を取り戻しましたが、
さすがに阿鼻叫喚(?)のラストランに突撃するのはよしておこう、
と思い、やむなく断念をいたしました。

撮り納めはできませんでしたが、
2017年以来撮り溜めてきた映像や写真を元に、
惜別の動画を作成いたしましたので是非ご覧下さい。

まだキハ52の単コロは運用されるはずですし、
すぐお隣の小湊鐵道はキハ40の運用も本格化している様子。
引き続き千葉内陸部へ足を運ぶ機会は多そうですが、
ひとまずの終止符といたしまして。

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2022年11月20日 (日)

「すずめの戸締まり」に出てきたあの場所3選

公開が予告されてから、初日に仕事を休んで観に行くと心に決め、
その日が来るのを日一日と待ち望んでいた「すずめの戸締まり」。
しかし、いよいよ後一週間、というところで、
急病のため救急搬送&入院と相成り、
いの一番での鑑賞を断念せざるをえませんでした。
入院していた病室の目の前に映画館があって、
徒歩数分で観に行く事が出来る距離だと言うのに…。
一週間の入院後も毎日の通院治療があり、
そちらがようやく落ち着いたのを見計らい、
何を差し置いても映画館に行きました。
もはや、新海誠の映画の、ちょっとした依存症?のような体になっています。

今回は映画の感想を書くためのエントリーではありませんが、
一言で言って、監督の尋常ならざる覚悟がビシバシと伝わってくる…、
いや、突き刺さってくる映画でした。
「君の名は。」や「天気の子」ではオブラートに包まれていたテーマに、
真正面から向き合って、ド直球でスクリーンから飛んできてグサッと刺さる、
そんな強い意志を感じさせられました。
もう、新海監督次の作品作れないんじゃないの?と心配になる程です。

過去日本で作られたアニメ作品のオマージュがあちこちに、
なんて記事をネットでみました。
その記事を読んだのは鑑賞後でしたが、
カラスがアップで描写されるシーンが、
「パトレイバー The Moive」…「2 The Movie」だったかな?、
のワンシーンがフラッシュバックしてきました。

さて、今作では、映画上映に先立ち、
先にノベライズ(小説)版が発売される、という新しい試みがありました。
もちろん、こちらも発売日当日に本屋へ走り購入、
その日のうちから読み始めておりましたので、
映画を観る前からストーリーは頭に入っていました。
宮崎から話しが始まり、その後愛媛、神戸、東京…、
と舞台を移していく事も、
途中、淡路道を車で通る事も分かっていましたので、
果たして徳島はアニメではどんな風に描写されるのかな?、
と楽しみにしていました。

そして、実際に映画を観て「あっ!」と思う所が3箇所ほどありました。
なぜなら、そこは以前に撮影のために足を運んだ事があった場所だったからです。

そういえば、「天気の子」を公開初日に鑑賞に行ったのは新宿TOHOシネマズでしたが、
劇中、その劇場の目の前を主人公が走って行くシーンがあって、
「え、そこを走ってる!?」と、アニメの中の事が現実の出来事のような、
不思議な錯覚を覚えた事を今でも鮮明に覚えています。
まさか今回はそこまでの没入感を覚えるタイミングはないだろう、と思っていたので、
全く不意を突かれてしまいました。

まず最初は、フェリーで愛媛に渡った鈴芽が、
ダイジンを探し求めて予讃線のキハ54に乗って移動するシーン。
鉄橋を渡るときに背後にお城が見えます。
ここは、伊予大須駅の近く、大須城をバックに肱川を渡るところです。
2008年、兄と一緒にキハ58・65を撮影に行った場所でした。

Imgp1602
PENTAX K10D
COSINA Voigtlander ULTRON 40mm F2 AL ASPHERICAL
1/640秒 F5.6 (ISO400)
JR予讃線 伊予大洲-西大洲間
2008年9月20日

撮影したのは川の東側の河川敷だったんだろうと思いますが、
映画では、角度的に西側から見た景色だったんだろうな、と思います。
四国のキハがリアルに描かれていただけでも感激でしたが、
撮影した事のある場所が描かれていて大変驚き、声が出そうになりました。

次いで、愛媛から神戸に車で移動するシーン。
鉄橋と平行する高速道路の走行する様子をドローンで空撮している、
という体裁の映像ですが、ここは、土讃線の吉野川橋梁です。

910405_16
Canon EOS630QD
SIGMA 28-70mm F3.5-4.5
Fujichrome100 (RD)
土讃線 佃-箸蔵間
1991年4月5日
※デュープ機材
FUJIFILM X-T10
Canon New FD50mm F3.5 Macro

この写真は、箸蔵駅から俯瞰で撮影していますが、
実際にドローンが飛んでいたのは写真の奥の方になります。

「ん?高速道路が見当たらないようだが?」と思われるかもしれません。
この写真は31年前、まだ高速道路が出来る前のことだからです。
あの風光明媚な景色に、高速道路が出来て残念だな、と思っていましたが、
今回こういう形で映画に登場して、またまた驚いてしまいました。

そして3つめ。今度は四国を離れて関東です。

神戸でのミッション?を終えて、新幹線で東京に向かう鈴芽。
富士山を見損ねた!と嘆いているシーンのあたりで、
新幹線と、東海道線の185系が併走する場面があります。
(映画は「あの地震」の12年後、とセリフにあったと思うので、
すると2023年が舞台?となると185系「踊り子」は既に引退していますが、
そこは新海監督のサービス演出だろう、と思いますし、
アニメの中であっても185系の元気な姿を見られたので感激しました。)

そして、この「185系と新幹線」の併走シーンを、
実際に撮影しておりました!

201231_05
Mamiya RB67 Professional S
Mamiya Sekor C 90mm F3.8
1/400秒 F5.6
Kodak EKTAR100
東海道本線 早川-根府川間
2020年12月31日

映画では、もっと南の方からの俯瞰で描写されておりましたが
(何度も足を運んだところなので、立ち位置もだいたい分かります)、
いくら新幹線は数分おきにビュンビュン走るとはいえ、
185系と並ぶ事はそう機会は多くなかったはずです。
それを、「一撃必中」のRB67で撮影できたのは奇跡的でした。

去りゆく185系を収めるため、と何度も足を運んだ馴染み深い玉川橋梁の景色、
3度目のまさかともなると、もう自分のために描いてくれたシーンなのでは、
という気持ちさえしてくるほどでした。

他にも、東京でのシーンは思い当たる場所がいくつもありましたし、
冒頭の宮崎のシーンは、小説版を読んでいた時に、
2021年に出張で宮崎に行き、
青島から南の方の海岸沿いを車で走らせた時の記憶が、
生々しく思い出されました。
アニメでありながら現実の景色が思い出され、
実際に足を運んだ記憶が鮮明に思い出される新海監督作品の魅力に、
今回も強い親近感と現実感を思わずにはいられませんでした。

お茶の水の、草太が住んでいたアパートの辺りも、
きっとあの辺りだろうな、と想像がつきます。
あえて聖地の検索?をせず、ブラブラと探しに行ってみようかな、
と思っているところです。

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2022年8月21日 (日)

KamLanの魚眼、8mm F3.0 Fisheyeで上野駅撮り

Dsf3604

そもそも、7月に浜松町で開催された「フォトアクセサリーフェア2022」に足を運んだのは、
フィルムのオンラインショップ「かわうそ商店」さんがブースを出していたので、
久しぶりに店主のかわうそさんにお会いしたかった事と、
フィルムを何本か調達する事にありました。
生産中止となったFujicolor100の24枚撮りをハーフ用に購入できるなど、
とても有意義な訪問となりましたが、
そのかわうそ商店さんのすぐ目の前でブースを展開していたサイトロンジャパン社のブースに、
「KamLan」のレンズが何本かアウトレット品として展示されているのが目に付きました。
その中に、APS-C用の魚眼レンズ「8mm F3.0 Fisheye」の富士Xマウント用のものもあり、
市価25,000円ほどするレンズが何と1万円ぽっきり!
魚眼レンズは、以前にMFT用のノーブランドのものを
Amazonで数千円で買ったものがありますが、
正直作りも写りもイマイチな代物でしたので、
いつかはちゃんとした魚眼レンズを買っておかねば、
と思っておりましたので、渡りに船と迷わず購入しました。

20220709_132408

しばらくして金沢へ出張に行く機会があり、
出張先でも使うつもりで持参。
途中、「かがやき」待ちの間に上野駅構内で試し撮りをしてきました。

「KamLan」のレンズは、以前に21mm F1.8を買おうかどうしようか、
と悩んだ事がありましたが、
その後TTArtisanから「17mm F1.4」が発売され、こちらを購入したので、
今回が初めての導入となります。

手にした第一印象は、とにかく「作りが良さそう」な事、
そしてキャップまでちゃんとオリジナルで作っている事。
「そんな事?」と思うかもしれませんが、
中国系のレンズだと、キャップは無記名の汎用品という事も珍しくない中、
このレンズは「KamLan」銘がしっかり入った、
材質の良さそうなプラスチックのリアキャップが装着されていました。
フロントキャップは大きな前玉をすっぽり隠せるような、
やや半透明で中が透けて見えるもので、
おかげでフタをする時に固定フードとキャップ裏の溝がぶつからないよう、
目視で確認しながら装着できる優れものです。

ヘリコイドや絞りリングの作り、動きの良さも見事で、
「安い割りにはなかなか良い」と思っていたTTArtisanとは格が違うな、
とすぐに分かるものでした。

肝心の写りは下の通り実に見事なもので
(ほぼ全て、確かF5.6に絞って撮影したはず)、
ブログ用に縮小する前の状態でも、
隅々までシャープに気持ち良く解像してくれていました。
やっと「ちゃんとした魚眼」がどんなものか、
理解のできるレンズに辿り着く事ができました。

Dsf3424

Dsf3427

Dsf3430

Dsf3448

Dsf3469

(写真はいずれも)
Fujifilm X-S10
KamLan 8mm F3.0
JR上野駅
2022年7月15、22日
(フィルムシミュレーション「クラシックネガ」「PRO Neg. Hi」/グレインエフェクト「弱・荒」)

X-S10のフィルムシミュレーションの設定を、
途中から「クラシックネガ」に変えて撮影。
著しく雰囲気の変わる設定でもあり、
日頃電車を撮るような場合は不向きだと思ってましたが、
こうして何気ないスナップのような写真だと、
レトロな雰囲気がよくマッチしているように思います。
まだまだX-S10のポテンシャルを生かし切れてないな、と感じた次第。

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2022年8月17日 (水)

PEN EES-2散歩(2) 跨線橋の隙間

「PEN EES-2散歩」シリーズを立ち上げる、
と書いてから1ヶ月以上経ってしまいました。
企画倒れ(企画忘れ?)になる前に、第2回です。

試写のために京急の生麦駅で降り立ち、
隣の花月総持寺駅(旧・花月園前駅)方面に歩きました。

この辺り、貨物線が地下から顔を出すあたりですが、
相鉄線との乗り入れ運転が開始されてから、
旅客の定期列車も走るようになりました。
それを撮れる場所はあるかな、というちょっとしたロケハンも兼ねてます
(別に撮りたい列車があるわけではないですが)

220622_04_08a

この区間は何本か跨線橋があり、京急はよく見えますが、
東海道線や貨物線などは、目の細かい柵に阻まれて、
写真を撮るには不向きな場所です。
でも、きっとどこかに隙間があるはず、と思って探してみました。

すると、やはりありました。
かろうじてレンズ1本を通せるか通せないの隙間が。
デジカメなら液晶を見ながら撮影できますが、
フィルムカメラ、しかも一眼レフじゃないと、
構図を決めるのもままなりません。
当たるも八卦、当たらぬも八卦。

220622_05_07a

意外と何とかなりました。
京急はいい感じに撮れましたが、
貨物線の方は地下に潜り始めるところなので、
足下まで写りません。
まぁ、地下に潜りそうな雰囲気の写真、
と思えば状況を伝えてくれている、と捉える事も出来ますが。

※写真はいずれも、
Olympus PEN EES-2
Agfaphoto APX-100
2022年6月22日
※デュープ機材
Fujifilm X-T10
Canon New FD50mm F3.5 Macro

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